ギター女子とのトーク 92 「先生、かっこいいですー」
◯月◯日、今日は志田未来似の、20代の美人な女子生徒さんの、2回目のレッスンの日だった。
「ねえ、先生?、私、ここに体験レッスンに来る前、先生がギターを弾きまくっているYOUTUBEを見て、『かっこいいなあ!』、って思ったんです。それで先生とこに来たんです。」
「ん?、『かっこいい』、って、なんのことを言ってるの?」
「ええ、『ギター』、が、『かっこいい』、です。体験レッスンで弾いてもらった時も、やっぱり、かっこよかったですー」
「ああ、そうね?」
良かった。純粋に音楽が好きな子だから、即、入会したんだよね?
今の私にそれ以外の事を求められても、ただのベットベト・ダッラダラな、おじさんだから、、、
それから、彼女が言った。
「先生、あれは、先生のオリジナルですかあ?」
「そうだよ。全部、自分の作曲した曲だよ。」
「すご~い!、、 最近も作曲されてるんですかあ?」
「いえいえ、たいしたもんではないよ。作曲というより、最近は年齢のせいか、恋をしてないんで、歌詞が書けないんだよねー」
「えっ!、恋してないんですかー?」
「うん、エロ(女性に色気を感じる事)はあるんだけどねえー」
「えっ!、エロはあるんですか〜!?」
、と、彼女は真っ赤な顔をして笑っていた。
いっ、いかん!、20代なので、これくらいは言っていいだろうと、つい、口が滑ってしまった、、、、彼女は純情なのか?
「うん、俺の場合、恋をしてないと、恋のうたは書けないんだよねー。しかも、彼女がいると書けない。
ちょっとだけ可能性がありそうな、『片思い』、の時が一番、書けるね。
じゃあ、メッセージソングを書けばいいじゃないか?って、声も聴こえてきそうだけど、俺は若い時から、世の中や人に何か伝えたいメッセージなんて、無い性格なんだよねー 笑」
「へー、そうなんですかー、『片思い』、が、作詞にはいいんですかー」
「うん、そんなもんだよ。俺は独身だけど、結婚してたら、奥さんへの愛と、子供への愛の歌、2曲だけで、それからは作曲できなくなりそう、、、」
「そんなもんなんですかー」
「うん、いや、俺の場合は、、、だよ。他の人は、知らん。
歌詞のない、『インスト(インストルメンタル)曲(楽器だけの演奏曲)』、なら、作れるはずだけど、最近は、さぼってるんだよねー。」
「ふーん、、、。」
彼女は好奇心旺盛だ。そのせいか?、ギター習い始めて2回目で、もう難しいソロギターの、最初の方が綺麗に弾けだしている。
さて、過去の自分のインスト曲の、リアレンジをしていたのに、忘れていた。そろそろ再開しよう。