レッスン風景 87「新入生」
9月24日、金曜日。
今日は昼間の空いた時間に、体験レッスンをした。
今回は、20代の大学生で、志田未来似の美人な女の子だ。
そういえば、2週間ほど前にも、別の20代の女性が来た。
不思議なもので、例えば、20代の女性が一人来ると、すぐまた同じ年代の女性が、すぐ来ることが多い。
別に彼女たちが知り合いというわけではない。
多分、『宇宙の気』、みたいなものが、そういうふうな現象を起こすのかもしれないね?
彼女が来て、言った。
「あのー、家にギターがあったんで、ここ2.3年、独学で、ゆんわりと練習してたんだけど、スピッツの、『空も飛べるはず』、がストロークで弾けたくらいで、そこからなんか、全然、前へ進めなくて、、、、。」
「うん、それを弾いてみて!」、と私がいうと、彼女は弾きだした。
「あー、うん、そこそこ弾けてるじゃないの?、あーでもそれは、『空も飛べるはず』、じゃなくて、『チェリー』、ですね?」
「あはは!笑、そうでした。」
「多分、『チェリー』は16のシャッフルじゃなかったっけ?、こういうふうに、ハネたリズムで弾かないといけないんだよ。」
「なるほど、、、難しそうですね、、、。」
「あと、Cは(女の子は指が短いので)、6弦を薬指の先っぽでミュートして、Fは2.3.4の指を全部立ててね! Gは位置をもっと右にずらして、Amは6弦、親指でミュートしてね。」
「あー、こんな風に、フォームをチェックしてもらったのは、初めてですー」
教室のルールの説明、私がギターの奏法の紹介、運指練習などを教えて、体験レッスンは終わった。
「では、もし習いたい時は、〇〇さんのほうから、連絡してくださいね?、こっちから勧誘や、確認などの連絡をすることは、ありませんので、、、、」
「あのー、今、入会を決めていいですか?、入りたいんですけど、、。」
「ああ、そうなの?、了解です。」
女性は、決める時は、早い!
それから、LINEの交換をして、ソロギターがしたいということで、曲選びも、二人で話し合ってしたので、今日は1時間くらいの予定が、2時間弱かかった。
でも、彼女は、明るくて、おっとりしていて、よく笑う子で、楽しい体験レッスンであった。