ギター女子とのトーク 119 『ありがとね。でも、ごめんね。』
9月◯日、今日は習い始めて、今月で2年になる女子大生の日だった。
彼女は最初、アコギだけで、ソロギターを習っていたが、途中からエレキも入手して、ロックも習い出し、さらに今は、アドリブと音楽理論も習っている。
当教室の必須運指練習の5つも、既にやり終えて、今はカッティングとヘビメタ系のスケール練習も、運指練習の代わりにやっている。
そう、てんこ盛りのレッスンだ!
最近、ここまで私にすばやく、ついてこれる生徒さんも珍しい。
勉強も部活の方も、順調らしい。
さて、先月だったか?、部活の関係で、大阪に行ったらしく、お土産を買ってきてくれた。
大阪名物らしい?、『肉すい』、というのだ。
そのパッケージに書いてあったが、昔、大阪の芸人さんが、ネタ合わせとかで朝帰りの際、立ち寄ったうどん屋で、『肉うどん、うどん抜きで!』、と注文したのが、始まりだったとか、、、。
「◯◯ちゃん、『肉すい』、ありがとね。、、、でも、ごめんね。」
「どうしたんですか?」
「うん、食べようとして、丼に入れたら、けっこうコッテリした感じで、『俺には無理だ!』ってなって、母にあげたら、美味しいといって食べてたよ。食べれなくてごめんね。」
「いえいえ、先生はあっさりしたの方が、好きなんですね?」
「うん、肉は好きだけど、シンプルでオーソドックスな料理しか食べきらんのよね。ハンバーグとか、カツ丼とか、、、。」
「ふーん、、、そうそう、先生?、甘いものは好きですか?」
彼女の、私の好みへのリサーチが始まったのかな?
「うん、滅多に食べないよ。1年に2回くらい、ショートケーキ、1年に3回くらいシュークリームを食べることはあるけど、、、。」
「それはどんな時ですか?」
「うん、ケーキはクリスマスにつられて、とか、安売りにつられて、とかやね?」
彼女はまだ、私の極端な偏食ぶりを知らない。
私はまあ、基本、小学生の男の子が好きそうな料理(普通のカレー・ナポリタン・たこ焼き・普通のチャーハン、等)くらいしか食べれないのだった。
ほんと、皆さんよくいろいろ持ってきてくれるけど、実際、食べきらん物が多い私。
ありがとね。でも、ごめんね。