ギター女子とのトーク 116 『先生、新鮮です!』
6月〇日、今日は、20代の女子大生の日だった。
もう、習い始めて、1年半を少し越えたくらいになる。
彼女はずっと、1時間コースで、エレキとアコギ、両方を習ってきたが、6月に入ってからは、私の推奨する、『音楽理論書 初級編』、を買って、30分ギター、30分、理論講座を受けている。
さすが、大学生なだけあって、頭の方も飲み込みが速い。
まず1週目は、度数、インターバルについて、説明した。
「KEYがCの場合、ドとミのように、ドレミと3つ数えて半音が入らない場合は、長3度、レとファのようにレミファ、ミファが半音でしょ?、このように半音が一つ入るのを、短3度、って言うんだよ。」
「じゃあ、先生、半音が一つ入るのは、どのインターバルにおいても、短何度とかになるんですね?」
「〇〇ちゃん、そんなことはないよ。ドとファは半音一個入って、完全4度、ドとラも半音一個入って、長6度って言うし、、、。」
彼女は理系的な頭脳が秀でてるように見える子で、よく統計立てて?、理論構築したがるところがあるが、音楽に関しては、さすがに畑が違うせいか、よく、考える方向性・道筋を間違えるのだった。
その後、彼女は1回のレッスンで、完全に理解した。
次の週は、ダイアトニックコードの3声(トライアド)、4声の成り立ちについて説明した。
それも彼女は、1回のレッスンで、完全に理解した。
「〇〇ちゃん、理論講座はどうお?」
「ええ、先生、私にとっては、何もかも初めてのことで、すごく新鮮です!」
「そうね?、それは良かったね。」