ギター男子とのトーク 83 「先生! 、今度私のことをブログに、、、」
〇月〇日、今日のラストは60代のダンディーな男性だった。
彼はJAZZやBLUESのアドリブ講座を受けている。
いろんなスケールを使ってアドリブしていくわけだが、なかなか初心者には覚えるのが難しいみたいだ。
かくいう私も、難しいスケールは理屈はわかっていても、練習してないものはうまく弾けない。
ギターとはそういうものだ。
理屈がわかったら、まずそのスケールにおいての特徴的なフレーズなどを、手グセになるほど練習した方が良い。
体(手)を動かしていかないと、スケールをなかなか覚えられないし、かっこいいフレーズにならないのだ。
例えば、ブルーノートスケールや、オルタードスケールなどは下から上、上から下へ、上昇下降しても、それらしき雰囲気になりにくい。
そういう時には、上記の、『まずそのスケールにおいての特徴的なフレーズなどを、手グセになるほど練習した方が良い。』、ということが当てはまる。
『特徴的なフレーズなど』、はプロの演奏を耳コピしてもいいし(初心者には難しいことだろう?)、教則本などで勉強してもいいし、私から仕入れてもいいだろう。
まあ、メジャースケール、マイナースケールくらいは、上昇下降パラパラ、羅列でもいいから指が動くように、しておいた方がいいだろう。
「まあ、〇〇さん、正確に言えば、そりゃあ全てのスケールを1フレットから21,2フレットまで、全てポロポロ上昇下降パラパラ、羅列でもいいから弾けた方がいいでしょうね? でもこの大分の片田舎のベットベト、ドッロドロのおじさんの私や、〇〇さんが(笑)、それをやってたら、それだけで人生終わってしまうような気がするんですよー」
「わはは!(笑)、それもそうですね。だからある程度のポジションを絞って、そこでいろんなスケールのフレーズを一つ、二つと少しずつ増やしていき、それから幅を広げていくのが先生のやり方なんですね?」
「そうですね。例えば、この曲をAmはエオリアン、Bm7(-5)はロクリアン、E7はハーモニックマイナーパーフェクトフィフスビロウを使ってアドリブしてみますね。
私はあまりJAZZは弾いたことなく苦手ですが、、、」
私が弾き終わると、、、
「わーっ、私は先生みたいに、自在に弾けるようになれれば、充分満足です。
でもいつになったら、それくらい弾けるようになるのだろうか、、、。」
「いえいえ、そんなに自在ではないですが、、、(汗)。私みたいなJAZZ経験がほとんどなくても、それなりにJAZZになってるでしょ?、まあ、なんちゃってJAZZですけど(笑)、、、。まあ〇〇さんもだいぶ指が以前より動き出したので、もう少しですよ。」
「ええ、先生! 、今度私のことをブログに書くことがあったら、『私は覚えも悪く、理論の把握も遅くて、なかなか少しずつしか進んでいきませんが、レッスンはすごく楽しいです!』、と言っていたと、書いといてください。(笑)」
「あはは!(笑)、了解です!」