ギター女子とのトーク 107 『エレアコ買いましたー。』
9月〇日、今日は10代~20代の女子ばっかりの日だった。
そのうち、中学生の彼女が、数日前、
『エレアコを買ったんだけど、最初に張ってある弦が太くて弾きにくいんで、細いのに弦交換してほしい。』
という連絡があったので、
『そろそろ受験のため、ギター教室の卒業も近いだろうので、レッスン後に、無料弦交換レッスンをしようね?、、、』
ということになった。
彼女は普通のアコギを2本持っているが、今、リードギターも習ってるし、今回は高いフレットまで弾きやすい、カッタウェイタイプのネックのものが欲しかったので、お父さんにサウンドハウスで買ってもらったそうだ。
彼女はいつもはスカートを履いてくることが多い(あまりズボン系?は持ってないらしい)が、今日は弦交換レッスンがあるので、鮮やかな色のスラックス?、を履いてきた。
私が、
「ブログに載せたいんで、写真を撮っていい?」
、と言うと、
「うん、いいけど、、、しまったあ~、もっと可愛い服を着てくればよかったあー」
「そう?、いつもセンスいいし、今日もかわいいけど、、、。まあ、じゃあ、来週にしよっか?」
「いや、センセ、今日でいいよ。」
ヤマハのエレアコだ。写真ではわかりにくいかもしれないけど、色がとても綺麗だ。
「〇〇ちゃん、それ、いくらしたの?」
「うーんとねえ、、、多分、7万円くらいだったと思う、、、」
「そうね?」
「ねえ、センセ?、このギター、可愛いと思わない?」
「いやー、俺には可愛いかどうかはわからないけど、このボディに、ラメみたいに光るものが入ってるのが、いいね!」
「うん、そうでしょお?」
彼女は最初、習い始めて丸2年になる今年いっぱいで、いったん高校受験のため、教室を辞める予定だったが、両親に頼み込んで、来年の8月まで習えるようになった。
まあ、中学生は、8.9割の子が、3年の8月(夏休み)まで習って、そのうち、ほとんどの子が、高校一年の3月~5月ごろ、戻ってくる感じだ。
彼女も、
「せっかくギター始めたんで、高校に入ったら、また習いに来たい。それにこのギターも、買ってもらったし、、。」
と言っていた。
一時間の楽しいレッスンが終わった後、弦交換レッスンが始まった。
彼女は弦交換をしながら、最近のお祭りに行って、楽しかったことなどを話した。
6弦から3弦までは、彼女は、あたふたしながらも、割と順調に進んだ。
が、2弦と1弦は弦が細いので、折り目がつきやすい。弦を折ってしまうと、音が伸びなくなるので、また新しい弦でやり直さなければならなくなる。
「2弦、こわ~い! ねえ、センセ?、やって!」
「ダメ~ 笑 〇〇ちゃん、自分でしないと、上手くならないよ。」
「ぴえーん、頑張りますー」
そして、なんとか一人で、出来た。
しかし、1弦が何度やっても、弦が団子状態になってしまう。
「うん、しょうがない、今回だけは手伝うよ。」
「やったー!」
彼女は明るい!
いろいろ、彼女の弦交換中の面白い失敗や、明るいリアクションとかあって、YOUTUBEにあげたかったけど、顔を映さなくても、彼女は動画撮影はNGらしい(多分、恥ずかしいんだろう?)んだが、教室のPRをしたかった私としては、ちょっぴり残念だ。でも、また、いつか出演してもらえたらいいな?、、、
帰り際、
「あと2本のアコギも、1ヶ月置きに、弦交換レッスンしてほしい。」
、と彼女は言った。
「うん、その方が、弦交換の仕方を早く覚えるかもね?」
こうして、1時間10分かかって無事、楽しい弦交換レッスンが終わった。