レッスン風景96 「生徒さん同士が鉢合わせ」
4月〇日、今日は大学生の男子生徒さんが終わった後、彼の話が長引いて、次の小学生の生徒さんが来て、鉢合わせしてしまった。
基本、私は長く話すタイプではないので、話はそこそこにして、帰るように促す時が多い。
彼の場合の話は、雑談程度でそんなに深い話ではないが、まれにストレスを抱えてる生徒さんの時は、悩みの話とかが長い時があるが、私は早めに遮ることが多い。
そうしないと、いつまでも話が続いてしまうだろうし、必ずしも全部聞いてあげることが、本人にとっても良いこととは限らないだろう。
もとより私はギターの先生であって、心理的カウンセラーではないし、、、。
音楽において、技術的なことは考えた方が良いが、音楽心理的なことは、考えない方がいいことの場合が多いような気がする。
「音楽とは?」、とか考えないで、ただひたすら練習していってほしい。
さて、彼は慌てて駐車場に出ると、その小学生の綺麗なお母さんと、なんか二言、三言、言葉をかわしていた。
次の回で彼に話を聞くと、
「可愛いお母さんだったので、ついつい挨拶とかしてしまいましたー」
「うん、まあ綺麗な人ですよねー。」
まあ、挨拶ぐらい、なんの支障もない。
その後、換気のために入り口の窓を全開にしているところに、小学生の男の子が、ひょっこりと顔を出したので、
「おっす。」
と私が声をかけると、彼は満面の笑みを浮かべて、90度の礼をした。
それを見て、彼のお母さんは爆笑していた。