アクセスランキング

Powered by Six Apart

プロフィール

フォトアルバム

橋本  明

14歳からギターを始める。 16歳からロックバンドを始める。 18歳からヤマハ系の講師や、のちにプロとなったミュージシャン達とバンドを結成、数々のコンテストで賞を得る。 25歳 大分市の河合楽器エレキギター教室の創設者となる。 すぐにアコースティックギター講師も兼任。 同時にピアノの先生等のDTM(コンピューター音楽)講師も勤める。 35歳 河合楽器を退社し、36歳、古い一軒家を借りてアキラギター教室を開く。 一時期、全国のカラオケ配信のMIDI制作業務も兼任する。 現在は畑中(奥田)教室に移転。   写真は23歳くらいの頃の、ステージの時のもの。

« レッスン風景96 「生徒さん同士が鉢合わせ」 | メイン | 私の音楽機材68 『さようなら、32号、、、こんにちは55号!』 »

2022年5月10日 (火)

ギター男子とのトーク 127 「先生、これ、、、。」

今日のラストは20代の大学生の男の子。

 

ゴールデンウィーク中は、1日に一人か二人しか来なかった。

 

みんな、旅行とか遊びに行ってるのかな?

 

彼は、ギターを準備する前に、

 

「先生、これ、、、。」

 

Photo_2

 

と、お土産をくれた。

 

鹿児島に家族旅行で行ってたんで、、、良いお茶と、山芋の饅頭(軽羹・かるかん)です。」

 

「ああ、ありがとね!、でもごめん、俺は山芋アレルギーで、食べるとアナフィラキシーショックを起こすんだ。でも、家族は大丈夫なんで、ありがたくいただくよ。」

 

「そうだったんですかー?、すみません、事前に先生のことを聞いておけばよかったですね。」

 

「いやいや、ごめん。俺は山芋と牛乳そのものを食べると、ダメなんだ、、。でもたこ焼きに入ってる少量の山芋や、ピザなどの乳製品とかなら大丈夫な場合が多いんだよ。たまに下痢をするくらいで、、、。山芋と牛乳そのものは、それぞれ、昔、10回以上症状が出たんで、間違い無いと思うんだけど、、。それからは食べてないんで、もう、治ってるかも?、、、。」

 

「そうだったんですかー。先生、食べないでくださいね!」

 

「うん、アナフィラキシーショックと言っても、病院に行ったことはなく、それらを食べると、立つのもやっとで、這って歩かなければいけなくて、声を出すのも小さい声しか出なくて、お腹も痛くなり、動悸がして、息も苦しくなる、くらいだけど、、、いつも『救急車を呼ぼうかな?』、と、思っているうちに市販のある薬を飲んで、2.30分で落ち着くんで、呼んでないし、病院にも行ってないんで、アナフィラキシーショックと言えるかどうかはわからないんだけどね?」

 

「先生、それ間違いなく、アナフィラキシーショックですよ。絶対食べないでくださいね!」

 

「昔は山芋と牛乳、両方好きでよく食べてたんだけど、ある日から突然、そうなっちゃったんだよねー。ごめんね、せっかくいただいたのに、でも家族は食べられるんで、ありがたくいただくよ。俺は、この美味しそうなお茶をいただくよ。」

 

次日、母に軽羹をあげたら、美味しかったと言っていた。