ギター男子とのトーク 116 「動きを大きく!」
12月〇日、今日は今年の2月に入会した、50代の男子生徒さんの日だった。
彼は、街中に仕事で行ったついでに、酒屋でワインとつまみを買ってきてくれた。
ありがとう!お正月用にいただきます!
さて、彼も初心者からの入会で、まだ10ヶ月くらいだが、エレキの曲を3曲、取り組んでいる。
1曲目は、3ヶ月くらいで弾けて、2曲目はもうすぐテスト、3曲目は最近、説明が終わったところだ。
まあ、年齢からしても、順調な進み具合ではなかろうか?
1曲目は、合格してはいるが、ずっとレッスンの最初の方で、1回は弾いてもらうようにしている。
そうするうちに、かなり音がサマになってきた。が、あともう一息、、、、
「ねえ、〇〇さん、ちょっと、カッティングのストロークの幅が狭すぎるんですよ。もうちょっと、ギターの幅に近いくらい、うん、そう、そのくらい振ってみてくださいね!」
「ああ、先生、このくらいオーバーにするってことですね?」
「ん、オーバー?、ううん、オーバーアクションとかではなくて、このくらいが普通のアクションで、〇〇さんのアクションが小さすぎるということですよ。」
「ああ、なるほど!」
「そう、私も老若男女の弾く姿を見ていて、『なんで、スモールアクションの人が多いんだろう?』、って、ふと考えた時、それは、ある種の、『照れ(恥ずかしさ)』、から来ているんじゃないかな?、って、感じたんだよねえ?」
「ええ、ええ、まさに、そうだと思います!」
「うん、『ギター弾きながら、踊れ!』、とか言われたら、さすがに照れても仕方ないだろうけど、普通に弾く分には、人目や格好を気にせず、思い切って弾けると、良い演奏になる場合が多いですよ。」