私と音楽10 『プロとか、音楽をする上での気持ちのコントロール、、、。』
『音楽・ギターを始めるきっかけ』、は、人それぞれだと思いますが、ある時、ネットやテレビとかで観た、プロミュージシャンに憧れて、『自分もプロに!』、とか、思う方もいると思います。
それはそれで、私もそうでしたので、そういう気持ちを、『いい!』、とか、『悪い!』、とか、否定も肯定もしません。
でも、私は、平日5時間以上、学校が暇になる土日は、一日、8時間から12時間以上の、練習をしました。
それで、やっと、才能のない私が、少しは、能力が伸ばせてきたかな?、いや、まだまだ、だめだ!、、、。
、という状態でした、、。ああ、今も、その状態ですかねえ?、、、
そこが、今、ただ、憧れだけで、練習も集中して、たいして出来なく、気持ちが空回りする多くの人との、決定的な違いかもしれませんけど、、、。
さあ、それで、その苦労が転じて、今、多分?、優秀な?、ギター講師に、なれているとは思うんですが、、、。
うん、私は、今、この仕事に、全く、納得・満足・希望を持って取り組んでいます。プロへの欲・迷いなどはありません。
『音楽で地域への貢献!』、などという、地元への愛・考え方でもありません。『ただ、音楽を好きな人へ、ちゃんと教えていきたい!』、ということです。
また、そんなプロとは関係なく、そのような比較を超えた、良い作品、『シン・アキラ作品集』、を、死ぬまでに? 笑 作っていきたい!、と思っています。
『純粋な音楽への愛』、とも言えるかもしれませんが、結局は、『自分自身への音楽への愛』、利己的なものかもしれませんね?、でも、それを楽しんで聴いてくれる人がいるならば、それで良い!、と思います。
さてその、作曲途中のデモファイルは、ごく一部の友人(元生徒さん)には、ちょくちょく送っています。
ああ、もしかして、それが完成せずに、遺作となってしまうかもしれませんねえ?、、、。まあ、おおげさか?、、、。
ただの田舎のギター講師の、くだらない?、作品かもね?、、
そう、そして、私のところには、ごく稀に、『プロを目指している』、と公言する生徒さんも来ます。
それなりには努力はしているようですが、練習時間も短いですし、まあ、甘すぎです。
まあ、闇雲に練習時間を伸ばせばいい!、というわけでもないし、効率の良い、練習方法の実践が不可欠なのですが、、、。
そう、私が20歳くらいの時、音楽仲間のうち、10人くらいが、プロミュージシャンになりました。
すっ!、すごい、時代でした。 今でも彼らは、すごかったなあ!、と思っています。
でも、なかなか、プロの世界は厳しいみたいで、地元に帰ったり、他の地域密着の音楽関係の仕事や、また、全く関係ない仕事につかれてる方も、多いみたいです。
『恐るべし、厳しい、プロの世界』
でも、彼らの演奏は、なおかつ、素晴らしい場合が、ほとんどです。
やはり、実力は、半端ないです。
そして、プロになる前は、下手くそな私を、軽く馬鹿にしていたような彼らが、その後は、『プロになってから、あらためて、アキラさんのギターの良さが、やっとわかりました。プロの仕事と並行して、アキラさんと一緒にまた、バンドをしたい!』、とか、また他の、よく私を演奏面で、馬鹿にしていたような彼は、大分に帰った後、妙に、敬語を使ったりして、礼儀正しくなってたりしたんです。なんか、気持ち悪かったけど、、、。彼は、言葉だけで、まだ、私の演奏を認めていないだろうな?、とは思うけど、、、。
そういう場面を目の当たりにしてきた私は、
『うん、君も、プロの世界で、ずいぶん苦労してきたんだろうね?』
、と、プロになったことのない私は、想像することしかできないけど、痛く感慨深く思ったのでした。
まあ、とはいえ、今の私は、今もまだ、ただただ、練習するだけの身の上なのです。