ギター女子とのトーク 74 「先生、違うギターみたいですー!」
〇月〇日、今日は20代の美女の日だった。
前回、彼女はアコギの曲を合格して、今日からまた、新しいアコギの曲だ
彼女は、非常に頭のいい子で、教えたことをスイスイ飲み込むが、今まで、1週間に1日、30分とかしか練習しなかったので、覚えたことをスイスイ(笑)忘れてしまう。
だから、才能の割に、ギターの上達が遅くなってしまっている。
でも、彼女は3年ちょっと前、うちに入会した時に、
「先生、私は上達は遅くてもいいから、急がず、のんびり習っていきたいです。仕事の関係で、急に休む日もあるかもしれませんが、よろしくお願いします。」
「ああ、そうですか。わかりました。私のレッスンはどちらかというと、皆さん、上達スピードが速くなる教え方ですが、〇〇ちゃんの負担にならないよう、私も急がずに合わせますよ。こちらこそよろしくお願いします。」
今日のレッスンの最初、
「今週は練習はどんな感じでしたか?」
「う~ん、あんまりできてないけど、ちらほらは、、、」
「ん?、具体的には何日したの?」
「2日に一回くらいです。」
「え~、今までよりいいじゃないのー? 、で、その2日に一回、練習する日は平均、何分くらいしたの?」
「だいたい、30分くらいですー」
「うん、〇〇ちゃんにしては、いいんじゃないのー?、うん、私としては、嬉しいですねー!」
レッスンしていて、(30分コースだ!、彼女は最初、60分コースにしようか迷っていたが、仕事が急に入って休まなければいけない日が多いそうなので、私が30分コースにするよう勧めた。)、なんか彼女のギターの音が、低音に比重のかかった重い音なんで、
「う~ん、〇〇ちゃん?、ちょっとギター貸してっ!、なんかギターのせいなのかなあ?、確かに、このメーカーは1弦がやたら、小さくなってしまう癖があるメーカーだとは思ってたんだけど?、、」
弾いてみると、何の事は無い、普通にバランス良く鳴っている。
いつも、ポーカーフェイスの彼女が、珍しく、
「わー!、先生、全然、違うギターの音みたいですうー」
、と、大きく目を見開いて、感動してるみたいだった。
「うん、〇〇ちゃんは、一応、全弦鳴らせてるんで、多分、ピッキングの角度が悪いんじゃないかなあ?、また、来週からお教えしますね。」
「はい、よろしくお願いしますー」
「はーい。」