音楽回顧録 21 「天才から化け物へ」
そのヤマハ系のギター教室に習いに行ってた頃、その楽器店のピアノの男性講師Fさんから電話があり、
「H先生から聞いたんだけど、君、『天才!』、なんだってね? 俺とバンドを組まない?」
「いえっ 天才だなんて、そんなこと、、、H先生がそんなことを
、、、まあ、バンド組んでもいいですけど、、
」
いつのまにか、H先生の大げさな言動により、私は実力以上に、『天才化』、されてしまった。
教室を退学して、2.3ヶ月たった頃、高校の時の先輩の、のちにプロになったMさんと楽器店でばったり会うと、
「君だったのか?『化け物』、っていうのは、以前高校の時、スタジオで会った子だよね?
」
「ええ、はい。あの時はアンプの設定を教えていただきました。」
『天才から化け物へ』、人の噂っていうのは怖いもので、どんどん『大袈裟』、になっていくもんだ。
その、私の真の実力以上に、『天才や化け物』、と言われることが、のちに大きなプレッシャーとなっていくのだった(笑)