ギター男子とのトーク 61 「先生!、最近、練習、頑張ってるんですけど、、、」
私は、ほぼ毎回、
「今週の練習状況はどうでしたあ?」
、と聞く、、、。
20代のイケメン?、の彼は、
「先生!、最近、毎日練習1.2時間以上、頑張ってるんですけど、、、なんか成果が上がってないっていうかあ?、、、。」
「そっ、そうなの?」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
おっかしいなあ?、毎日1.2時間も練習すれば、もう少し早く上手くなっててもおかしくないのになあ?、、、
うん、でも、彼に限っては、嘘ではないと思う、、、。なんか、ギターに関しては、実直すぎるっていうかあ?、ドンくさいっていうかあ?、、、
、、、今日の彼のレッスンでは、
チョーキングの音程が下がり気味で悪い!、ビブラートのかけ方や、かけるタイミングが遅い、しかも幅が大げさで不安定だ!、、、バッキングでの休符のタイミングが悪い!、、、ハーモナイズドチョーキングで上がってはいけない小指などの音も吊り上げてしまっている、、、など、指摘するべき点が多かった。
特に、チョーキングのフォームは事細かに、詳しく教えた。 でも、これはすぐ、習得できるものでもないので、今後、地道にチェックしていこうと思う。
そして、最後は彼の原曲に合わせて、私が見本演奏を弾いてみせた。
なんか原曲のギターが、つまらなく感じてきたので、途中からアドリブで私が自由にソロを弾き始めた。
『うん、いい曲になった(笑)』
彼が言った。
「先生!めっちゃ、すごいですー、なんかもう、原型を留めてはいない、『曲』、になってしまいましたけどー、、、(笑)、なんか、カッチリした感じですごいですー
」
「あははっ(笑)。 うん、彼らは、私のようなアドリブはできないとは思うけど、簡単なこと、(フレーズ)、をリズムもキチッと、こなしてる、、、。 それが、プロの世界のすごい、ところではないのかなあ?って思うよ、、、。」
「う~ん、なるほど、、、」
うーん、彼には、実直すぎる硬さが抜けるまで、アドバイスしていき、柔和さが出るまで練習してもらって、且つ、カッコいいギター表現ができるように、なってもらいたいと思う。
うん、まだまだですねー、、、趣味といえども、誰しも、かっこいい音!、素敵な音!の道のりは長いのです。