レッスン風景 48 「ジャガ」
月初めは不定時の人の予約が何故か少ない。月の後半になってくるとギュウギュウになる日が多くなる。
と言っても、次の生徒さんとの間には30分のクッション時間を設けているので、それほどではない。
私はなんでもキツキツのスケジュールが嫌いだ!
だから、(なれないけど)芸能人や政治家みたいな超忙しそうな仕事は向かない!
でも、今週は7日、金曜日がもう満員だ。
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〇月〇日、
今日ラストの10代女子学生。
彼女とは今、唯一私がハマってるラインゲームでグループの一位を競い合っている。
週ごとの最高点でいつも彼女に負かされている。今週は今日の時点では私が勝ってるが、さあ、週末はどうなることやら、、、。
「〇〇ちゃん、ここのシャッフルのリズムがトロいねえ、、。ちょっと口で歌ってみようよ!『ジャガジャ、ジャガジャ、ジャッ』、はいっ!」
「・・・うふふ、、、」
「あははっ! 〇〇ちゃん、恥ずかしいの? 気持ちはわかるんだけど、みんな最初はそうなんで、、、。まあ、恥ずかしがらずに歌ってよ。
」
「あっ、はい、、、『ジャガジャ、ジャガジャガ、ジャガ』、あれっ?」
「う~ん、〇〇ちゃん、ジャガイモが好きなの?(笑)ジャガが多すぎだよ!」
「うふふ、、、『ジャガジャ、ジャガジャガ、ジャガ、ジャッ』、あれっ?
」
「う~ん、〇〇ちゃん、また増えたねえ~」
「えへへ、、、」
若い娘は、「箸が転がってもおかしいお年頃」、と昔から言われてるが、彼女は本当によく笑う。こっちにも笑いが伝染してくる。
その後、2分くらいで彼女は歌えるようになった。
「じゃあ、そろそろギターで弾いてみようか?」
「あっ、はい」
彼女はすぐ弾けるようになった。
こうして苦手なフレーズはまず歌ってみるといいね
でも、あんまり速いフレーズだとロレツが回らなくて口ではついていけなかったりもするんだけども、、、。
ところで、彼女は綺麗な顔の割にギターは雑(笑)だ。しかし、光るものを持っている。今の速めのレッスン進行を保ちながらも、少しずつ丁寧さも身につけていってもらおう。