ギター男子とのトーク 9 「宇宙とブルーノート」
最近入った男子生徒さんを教えてたら、なんか他の生徒さんと違って会話のそこかしこで、
『ん?この子、とらえ方、質問の仕方が変わってるなあ?』、っと思い、
「〇〇君さあ?俺、昔ニーチェの、『ツァラトゥストラはかく語りき』、っていうニヒリズムの文学を読んで、なんかよくは分からないんだけど、〇〇君に同じようなニヒルさを感じるんだよねえ? ねえ、大学出てるって言ってたけど、どこの大学?」
「えっ!? 東京大学ですけど、、、。 僕はニヒルではないです。けっこうポジティブシンキングです。
」
「ふ~ん、そう、でもやっぱり!(笑) 、、、すごいね!」
「いえ、受験前に少し、慌てて勉強した程度で、たいしたことないです。」
「え~! そこが凄いじゃん」
そして二人とも本当は宇宙科学者になりたかったって話から意気投合して、アインシュタインの相対性理論から、スティーヴン・ホーキング博士の宇宙の端が無い話、ベイビーユニバース・重力場・空間の曲がり・直線も実は曲がっている・ビックバン・四次元・五次元・原子と電子・身体と宇宙・DNAのらせん形状・宗教と宇宙観(笑)、パラぴれポロパラ~と話に熱中してたら、時間が経つは経つはで、、、、。
「あ~ごめんね!20分くらいたったかな?、、、なんかよくわからんので30分プラスするね!」
「いえ!ありがとうございます。 先生、こういう話は久しぶりに面白かったです」
「うん!俺も面白かったよ。普通の人は興味ないだろうし、頭痛くなるのが普通だろうし、、まあ、俺は音楽の事を教えるときは裏を突いたりはせず、ただ真っ直ぐ表を言ってるだけなんで、表を真っ直ぐとってくれよ!
、ところで、このブルーノートはこう弾くのもありだね
」
、っとタブ譜を書いてゆく、、。
「先生、なんか、急にこう、なんか、、」
「うん! 急に次元が降りて来てここ
3次元、、いや?音楽は時間軸を含むので四次元か?(笑)、まあ、 現実的な作業に降りてきたでしょ!
私たちはここで生きてるからね!」
「ええ!先生、実際、人間って自分たちの世界の外の世界は見ることが出来ない!100%理解するのは不可能でしょ! 宇宙物理学にしても、一定レベルを超えると、想像・空想、の世界で仮定・想定して論理的な計算をし、新しい宇宙理論として証明していっているようなものですからね 」
「うん!そうだね!お主、できるな(笑) でもそれも、いつ、くつがえるか分からない暫定的な理論の場合もあるらしいんよね!
」