ギター男子とのトーク 89 「先生! 、集中しましたあー!」
7月〇日、今日は最近入会した、50代のダンディーな生徒さんの、初めてのレッスンの日だった。
彼は最初、30分コースにしようか?、1時間コースにしようか?、迷っていたが、とりあえず1時間にして、自分には長すぎる!、と感じたら、来月から30分コースに変えるのもOKなので、とりあえず1時間コースにしてみることになった。
当教室では、以前から60歳以上の方は、『1時間コース』、のみの受付にさせていただいている。
理由は、今回は割愛させていただくが、私はそれで正解だったなあ!、と思う。
60歳以下の方はどちらのコースでもいいのだが、若い人も結構、『1時間コース』、にしてる人が多い。
そちらの方が、レッスンが、より充実してくるのは確かだからだろう?、、。でも、どちらを選んでも自由です。
彼の運指練習をチェックして、フォームの悪いところなどを直してもらい、それからすぐ、コードストロークの基本的なフォームを教えて、すぐ4つのコードを教えた。
彼は、Amの時は、6弦を親指でミュートすることなどを初めて知ったようで、苦戦していた。
私がふと時計を見ると、35分経っていた。
「〇〇さん、今、35分が経ちました。30分コースだともう、レッスン終了していますね。」
「エッ!、もうそんな時間??、あっという間ですね、、。1時間にしといてよかったな。」
教えている私からすると、『あっという間』、という感覚はなく、『30分くらい。』、という絶対時間的な感覚しかないのだが、、、。
多分、彼は楽しく集中してるから、時間が短く感じているのだろう?
それから、4つのコードの効果的なチェンジの仕方を教えて、それを彼が繰り返し練習をしているが、うまく繋がらない、、、というところで、1時間5分くらい経ったので、
「はい、〇〇さん、今日はここまでにしましょう! お疲れ様でした。」
「ああ、先生!、私は久しぶりに集中しました。仕事よりも集中しましたねえ~(笑)。楽しかったです。ありがとうございました。」
彼は、高校時代の1年間のクラシック経験を、全くと言っていいほど忘れているみたいだが、なかなか、いい感じの指の動きをしていた。