ギター男子とのトーク 59 「先生!、{GT-1000}、買ってしまいましたあー!!」
先日、60代のダンディーな男性生徒さんが、
「先生、4.5日前のことなんですが、先生が勧めておられたBOSS(ROLAND)のエフェクター、{GT-1000(108000円)}、のことが気になって、ネットのサウンドハウスのHPを眺めていたら、思わずポチってしまい、買ってしまいましたあー(笑)」
「あはは!(笑)、そうなんですかあー、今度持って来てくださいね、僕が無料で実用的な音を作りますから。」
、ということで、先日の夕方、彼はまだ封を切ってない箱ごと持って来て、中身を取り出しながら、
「預けておくんで、音作りよろしくお願いします。」
「はーい!」
その後、2ヶ月ほど前に予算の都合で、一世代前の約5万円のGT-100を買った20代の男子生徒さんに、私が軽く{GT-1000}のエディットしたクリーントーンを聴かせたら、
「先生!、これ、めっちゃいい音が出てるじゃないですかあ、あ~あ、いいなあ
、でも、10万8千円は出せなかったしなあ、、、
」
「うん、それはそれで賢い選択だったかもよ? 俺だって21年前のGT-3を未だに使えてて、そんなに困ることはないもんね? ただ、今現在、圧倒的に{GT-1000}の音がいいのは確かだけどね、、、」
その後の中学生の男の子も{GT-1000}の音の良さに驚いてる様子だった。
{GT-1000}のお披露目は最初の5分だけで、レッスンに入ると、いつもの自分の{GT-3}に戻した。
ああ!!、何と音が貧しく、ギスギスした音に感じることか?
「{GT-1000}はギターの音がプラス20万円分高いギターの音に変わるって感じだね?」
「そ、そうなんですかあ?」
みんな、目を丸々として{GT-1000}の音に聴き入っていた。
今日は暇だったんで、{GT-1000}の250あるプリセット音を100個以上聴いたが、案の定いつも通り、けばけばしい音だらけで、私が実戦で使いたい音は見当たらなかった。BOSSに限らず、たいていのマルチエフェクターは、買った時のままでは使いにくく、自分で音を作り直さないといけないことが多い。
ここまでは想定内だったので、一から音を作り上げていくことにした。
彼は、歪み系を使わない、どちらかというとJAZZ志向なんで、クリーントーンに力を入れて作った。
うん、いい音ができた。アコギも含めて9パッチ作ってあげた。今日取りに来た彼も満足な様子で、
「先生、こんなに音がいいのを買って、いい音作りもしてもらうと、練習するモチベーションも上がってきそうですねー」
「そう、それは良かったです。」
「でも、自分は腕がまだまだなのに、宝の持ち腐れのような気も、、、」
「そんなことはありません 金銭面が許すのであれば、最初から良い機材、良い環境で練習した方が良いと私は思いますよ。
」
「そ、そうですよね?」
「もちろんです 練習頑張ってくださいね。
」
うん、めでたし、めでたし、、、。