レッスン風景 8 (エフェクターレッスン)
今日は悩める若き男子生徒さんのエレキギターレッスンが終えた後、引き続き無料エフェクターレッスンをすることとなった。
彼が持ってきたのは、写真のBOSS(ROLAND) GT-10という数年前に買ったマルチエフェクターだ。当時のBOSSのフラッグシップモデル(その会社の一番、力を入れて作ったモデル)だ。
マルチエフェクターというのは、オーバードライブやコーラス・ディレイ・リバーブ等、数十個のエフェクターが一つの個体の中に入ってる便利なエフェクターだ。それに対して1個づつバラで買えるのが、コンパクトエフェクターである。
「先生、どうもこれ、音が良くないみたいで、僕も作ってみたんですけど聴いてもらえます?」
「どれどれ、4つ作ったのね?」、弾いてみる。
「あはは〇〇君、これじゃあ捨てたくなるね!(笑)。大丈夫
今からいい音作るから、、、。えーと君の音は残しておくかい?」
「いいえ、全部消しちゃってください!(笑)」
それから、歪み系、クリーン系、5.6個作ってあげた。
彼はその最中、『スゲー!』、を連発していた。
「〇〇君、こういうふうに一つずつONにして、まずはパラメーターをフラットな状態にしてから値を増減していくと、理想の音に近づけるよ!」
「そうっすねえ!すごいっすこれ、こんないい音が出るんだあ。ありがとうございますぅ!
」
「どういたしまして。あと、買った時のプリセットの音たちはケバ過ぎるから、エディットしなおして使ったほうがいい場合が多いね。」
時計を見ると、3時間ほど経っていた。
BOSSのフラッグシップモデルは疑う必要なく、優秀である。
現在はGT-100 V2がそれだろう。
もうそろそろ次のが出てくれてもいい頃か?
GT-100 V2は5万円くらいだったと思う。皆、エフェクターにはお金をケチらないで欲しい。
下位機種もそれなりのコストパフォーマンス的良さ等はあるとは思うが、何十個もコンパクトや、何台もマルチエフェクターを使い続けて、生徒さんのも見てきた私としては、
絶対!フラッグシップモデルがお勧めです
5万円でほぼ理想的な高音質が得られるのだから、逆にフラッグシップモデルの方が、圧倒的にコストパフォーマンスが高いと私は思う。
もちろん、以上書いてきたことは、私の中だけの経験則であり、すべてのメーカー・機種を検証したわけではありません。でも、私は自信を持ってそう思うのであった。(笑)