ギター女子とのトーク 117 『先生、私、好きな人いる。』
7月〇日、今日は5月の初めごろに入ってきた、中学2年生の女の子の日だった。
私は昔、アニメ自体は見たことはないが、なんかで挿絵だけ見たことがある、『不思議の海のナディア』、だっけ?、の主人公らしき、小麦色に肌が焼けた女の子に、彼女は雰囲気が似ているような気がする。
でもまあ、カワイイ系というよりも、美少女系だ!
彼女が大人になる頃には、モテすぎて困るんじゃないだろうか?、、、なんて、ふと思ったりしたりして、、、
彼女のヤマハのアコギの、弦交換をしてあげてる時に、少し雑談をした。
「〇〇ちゃん、君の中学校とかでは、付き合ってるカップルとかいるの?」
「うん、いるよ。」
「へー、今はそういう時代なんだねー。ちなみに、〇〇ちゃんは、好きな人とかいるの?」
「うん、いる。」
うん、時代は、早熟期なのだろう?、、、いや、思い出した。私の時代も、付き合ってるカップルさえいなかったものの、好きな人はほとんどみんな、いたもんだったよね。
人間は、中学生頃からぐんぐん、いろんなエネルギーが、湧き出してくるような気がする、、、。
さて、彼女はもう、1曲弾けそうになってきている。今月中に完成するだろう。
ただ、ストロークの時、右手の手首が固まって、腕ごと大きく振ってしまう癖が、なかなか治らない。
それで私が、
「〇〇ちゃん、うちわを扇ぐ感じで、手首を回してみて!」
「センセ?、私、あまり、うちわを扇いだことないよ。」
『ああ、だめだこりゃ!』、と私は心の中で思った。
そうなのだ、今の子は、あの小型扇風機みたいなのを、常に持ち歩き、顔に当ててる子が多いのだった。
うーむ、また、なんかいい方便を、考えとかなきゃいけんね?