街のちょっとした出来事 7 「きっ!君はっ! 2 」
私は温泉が大好きである。暇があれば、街の銭湯に行っていた。(ここ1年以上は忙しくてほとんど行けてないが、、、。)
ある時、行きつけの銭湯の露天風呂。狭い、縦2メートル・横5・6メートルくらいの細長である。
一人で気持ちよくつかっていると、5・6歳?の女の子とそのお父さんが入ってきた。
各温泉で異なるかもしれないが、{男湯には女児は8歳?までの子までしか入れません!}みたいな但し書きがある。
彼女は間違いなくOK!である。おっぱいももちろん出てないし、(笑)。
しばらくすると、お父さんが、「〇〇ちゃん、タオルとかを忘れたんで、いったん家に取りに帰ってくるね?」
「うん!」
「ウーン、なんで?借りればいいのに!」、っと私は思った。
それから彼女と二人きり、、、地獄の季節が始まった!(笑)。
10分たってもお父さんが帰ってこない。その女の子はうろちょろ、チラチラ私を見ながら明らかに私に取りあって欲しそうに目の前を行ったり来たりウロチョロ、泳ぐ。
ずーっと無視してた。私は小さい子が苦手である。もちろん、おかっぱ頭でかわいい!でも、どう接していいのか?
しばらくすると、彼女は私の目の前でガブガブ温泉のお湯を飲みだした!
たまらず、
「ねえ!君!飲んじゃだめだよ!汚いよ!」、、、あっ!負けてしまった!(笑)
「えっ!そうなん?」
「うん、そうだよ、汚いよ。飲んじゃダメッ!」
「あっ!はーい!ねえ?オジ、、、お兄さん?」
あ~こんな子でも気を使ってくれるんだ。
「オジサンでいいよ、何?」
「どこから来たの?」
「うーん、中判田ってとこ。5キロくらい向こうから自転車で来たんだよ!」
「ふーん、5キロだったら自転車で大丈夫よねえ?10キロだったら車じゃないとキツイよねえ?、ねえ!なんでオジサンは温泉に来るの?」
「うーん、疲れを癒すためだよ!」
「ウーン、やっぱり、温泉って大事よね~」
「うん、そうだねえ、あの、さっきお父さんと話してたの聞こえてしまったんだけど、
AKB、好きなの?」
「えっ聞こえたの?ホントに?オジサン、凄い耳いいね!」
「聞こえるさ!こんなに狭いんだから、、、」
「今、ウチの学校(多分、幼稚園?)で、{ウザ}、って曲が流行ってるんだあ! 凄くカッコいい」
「ああ!その曲、知ってるよ」
「えっ!オジサン、ほんとに知ってるの パパは知らないのに、、、。」
「あはは!(笑)。知ってるさ!たまたまだけど、、、。」
そうこうしているうちに、お父さんが迎えに来た。
「じゃあ、オジサン、バイバイ」
「うん、バイバイ」
つかのまの5歳児との楽しいトークであった。(笑)