ギター女子とのトーク130 「昨日、わたし、オールしましたー」
9月◯日、今日は、 先週、体調不良で休んだ、女子高生の日だった。
「〇〇ちゃん、もう体調は大丈夫なの?」
「うん、大丈夫。コロナかと思って、検査もしてもらったんだけど、 コロナではなくて、原因不明(ただの風邪?)だった。」
「そうね?、まぁ、それは、元気になってよかったね。」
「ところで先生?、私は昨日、女友達とオールして、今日の朝の6時まで起きていて、 それから眠って、起きたのは、さっき夕方の4時だったよ。」
「うん、一晩中起きてたってことだね?、なんとなくわかるけど、オールって何?」
「 一晩中起きてたってこと…」
「あー、やっぱり、オールナイト!、ってことね?、聞いてよければ、オールで何してたの?」
「うん、ずっと、プレステで、ゲームしてた。」
「ふーん、プレステ持ってるんだあ?、いいねえ。」
このように、私は、若い人の、流行の言葉を聞いて、なんとなく、意味が想像できても、釈然とするまで、意味を聞くのだった。
まぁ、それには深い意味はなくて、私の性格上、あやふやなことじゃなく、その意味を、しっかりと知りたいからなのだった。
でも結局、しばらく経つと、その同じ言葉なのに、また意味も忘れるんだけどね?
まぁ、数千年前から、日本には、若者の流行り言葉っていうのが、あったらしく、それを、今更、とやかく、いいの悪いのだと言っても、しょうがない。
そう、いつの時代も、流行り言葉(スラング・俗語)って、あるものだからね?
私はいつも、そういう言葉を聞いて、意味がわからないときは、意味を彼女たちに、素朴に聞き直すのだった。
別に私が、その『スラング』、を今後使う、という意味ではない。私は使わないが、知ってた方が、会話がスムーズになる時もあるので、、、
まぁ、さすが、彼女たちは嫌そうな顔ひとつもせず、私にちゃんと、その意味を説明してくれるのだった。
2年位前は、大学生の男の子が、『ワンチャン、やってみます。』、『尊い』、などと言っていたので、私は、大体の意味は、わかる気がしたのだが、正確に意味が知りたくて、その意味を聞いたけれども、彼は、丁寧に答えてくれて、非常に納得がいったのだった。
まぁ、こういう風に、若い子たちの言葉がわからなければ、ただ聞けばいいだけで、特に積極的に覚えようとしたり、批判したりするような必要性は、全くない。
ただ、わからなければ、(例え、うっとうしがられようが)、 聞けばいいだけだ。
ときには、そういうような私とかの事情、考え、も理解せず、ただ、『意が通じない、おじさん、だわ!』、と馬鹿にして、会話を続けようとしない、馬鹿な子もいるだろう?(生徒さんには、そういう子はいない。)
そういう子は、今はそういう時期では無い!、『馬鹿の季節(自分のスラングの世界だけが正しいと思い込むこと)の真っ最中』、なのだと思い、ほっておけば良い。
ところで、犬とかの動物には、多分、そーゆー、新語(スラング吠え)とかはないと思う。
匂いを嗅いだり、動作を眺めながら、直感的に、判断していくものだと思う。
ただ、人間だけが、言葉というものを持っているので、そこで新しい言葉で遊んだり、また、操られたり(陳腐な怪しい政治思想、欲深い怪しい宗教、または身近なDV野朗からのマインドコントロール、安直な詐欺に引っかかる)とかもする。
よって私は、その表層的な言葉の意味を理解しつつも、生徒さんの気持ち、感情、希望、思いを理解する必要が時々はあるので、(まあ、そんなたいして複雑な話にはならないんだが、、、)、むしろ、そこを、コミュニケーションの礎、土台とすることにしている。
ああ、話が、『なんちゃって哲学』(私は、『哲学』、には、興味ありませんが、、、)、してしまった。
いや、違うんです。普通の、人と人とのコモンセンス(共通の認識・常識)を持った会話が成立していれば、それでいいんです。
その、『普通』、ができなくなった時、(たまに、そうなる人が、いるんです。)、が困るんです。
それを、世間では、『変わり者・変人・異常な状況』、と、言うんです。