私の音楽機材93 『ABセレクター購入』
2IN/1OUT、1IN/2OUTのどちらでも使用できるABセレクターをサウンドハウスで購入した。
5500円だった。
これはどういうものかというと、例えばアコギとエレキの2本のギターをインに挿して、アウトからGT-1000に繋いで、フットスイッチで一瞬のうちに切り替えたり、1本のギターをインに挿し、アウトをGT-1000と、GT-3の2台に挿して、一瞬のうちにエフェクターを切り替えたり出来る、というものだ。
穴は3つしかないが、イン・アウト兼用になっており、使い方によって、インがアウトになったり、その逆にすることもできる。
まあ、パッチベイと同じような働きをするのだが、違うところといえば、フットスイッチで、一瞬のうちに切り替えることができるので、使い方によっては大きく違うことがある!、という点だ。
最近、使ったやり方としては、アウトをGT-1000と、GT-3の2台に挿して、音を同じ感じに作り上げる、という方法だ。
これはどういうことか説明しよう。
まず、私はGT-1000の歪み系が、どうしても上手く作れず悩んでいた。
GT-1000は素晴らしい可能性を秘めている、BOSS(ROLAND)の今現在のフラッグシップモデル(一番力を入れている)、のエフェクターだが、どうも扱いが難しい。
それでは、最初から入っているプリセットをそのまま使えばいいじゃないか?、と思われるかもしれないが、私に言わせれば、ROLANDのエフェクターのプリセットは、店頭用のためなのか?、昔から、どれもケバくて使い物にならないのだった。
ネットの人のを参考にしてみたが、それはヘビメタには、いい音かもしれないが、私の音ではない。
よって、今も生徒さんに使っている、数10年前の、素晴らしいBOSSのGT-3の音に、似せればいいじゃないか?、と思いついたが、パッチベイで差し替えて比較していると、どうしても差し替え時間のギャップで、音の微妙な点の記憶が耳から抜け落ちてしまうのだった。
それでこのABセレクターで、瞬時に切り替えながら音を似せて行ったら、成功し、さらにGT-3よりもハイファイで良い音を作ることができたのだ。
あ~、めでたし、めでたし。