今日の出来事 219 『袋売りの少女』
私が、ほぼ毎日行っている、ディスカウントショップ。
そこには、非常に背が低くて、かわいい!、うん、多分、大学生?、のアルバイトの女の子が働いている。
彼女はいつも、
「(レジ)袋、いりますか?」
と、聞いてくるのが、日常となっている。
私はいつも、リュックを持っているので、
「いえ、いりません。」
、という会話を、もう数十回、いや、100回以上は、繰り返しているだろう?、、、
でも、彼女は、基本に忠実だ、今日も、
「袋、いりますか?」
「いえ、いりません。」
『うん、これで、今日のルーティーンも無事、終了だ!』、、、と思った瞬間、もう一度、レジ作業をしている途中の彼女が、急に手を止めて、私に問いかけた。
「あの、袋、いりますか?、、、あれ?、私、さっき、聞きましたっけ?」
「あはは!、ええ、いりませんよ。」
「きゃはは! 、すっ!、すみません!!」
と、彼女は明るく笑った。
『ああ、こんなに明るく笑う子なんだ!』
次の回からも、彼女は相変わらず、
「袋、いりますか?」
、と聞いてくるので、私は3回に1回は、本当には、いらないんだが、
「袋ください」
、と言ってしまっている。
ううむ、はたしてこれは、なんなのだろうか?
うん、多分?、いやっ!、間違いなく、私の、この、『袋売りの少女』、への、『愛』、なのだ!