レッスン風景 84 「最近のDTMレッスン 2 (生徒さん、CDデビュー?)」
今、Mac とDPでDTMを教えている生徒さん。彼は確か2016年の1月に入会したと思う。
2020年だけ、会社がコロナ禍でテレワーク、それに家庭の事情もあって忙しくて、約1年間休んで、今年になって戻ってきた。
まあ、時々ラインで連絡はくれていた。今年で習い始めて、実質5年目になる。
彼は最初、ずっとコード進行とスケールの関係を勉強して、アドリブを習っていた。
それ(アドリブレッスン)は今も続いているが、約1年半ほど前に、MACとDPを買って、私に打ち込みや録音の仕方、オーディオ波形の扱い方、などを習い始めたところ、コロナ禍の時代に突入して、レッスンが中断していた。
その間に彼は、なんと!、あるサイトで、『CDデビュー?』、していたのだ。
正確にはCDデビューではなくて、AIFFファイル(CD音質レベル)でダウンロードサイトデビューだ!
まあ、手続きをちゃんと踏めば、誰でもデビューできるみたいだが、、、昔の自費出版みたいなものでしょうかね?
私は、クレジット決済は、なるべく避けたいタイプなので、彼から直接USBでコピーさせてもらった。
もちろん、彼のサイトでの販売価格と同じ、1000円を支払った。
彼は、『先生には無料で差し上げます。』、と言ったが、彼の初めての作品なので、買ってあげた。
まあ、2枚目からは、そうそう付き合えないかもしれんが、、、まあ、『出版祝い』ということで、、、。
彼の作品は、私から見て、けっして完成度が高いわけではないが、私には作れない、独特のワールドミュージック的世界観がある。
歌詞が聴き取りづらい面があったので、メールで4曲分送ってもらったが、これまた私には決して書けない、哲学的な風合いを持った独特の歌詞だ。素晴らしい!
今、彼はまた、新曲を作っていて、そのデータをUSBで私のMACにコピーして、私に添削を受けるような形のレッスンも、アドリブ講座と並行して行なっている。
そうそう、お互いDAWソフトが、同じDP(DIGITAL PERFORMER)だと、データのやり取りが直で出来るし、私も扱い慣れてるソフトなので、教えやすいし、非常に効率が良いですね。
私が教えやすいということは、私の立場からだけの話ではなく、生徒さんの立場からでも、習いやすい!、ということなのです。
3回前は、ピッチベンドの入力方法、前々回は、ベロシティの効果的な付け方、生ギターのリズムが甘いところの指摘&特訓、などをしながら教えている。
前回は、それぞれ注意されたところを、彼は、けっこうきちんと直してきていた。
だが、また私に他の部分を指摘されて、やり直し、、、問題は山積みだ!
彼には、まるで、『(作品が完成などすることはなく、先生の添削は)エンドレス?』、とか思われてるかもしれないね? 笑
こうして、我がDTM教室の夜はふけてゆく、、、