今日の出来事 161 「火星、大接近!!」
10月6日、今日は、最近では、火星が地球に最接近する日らしい。
なんか最近、母が変なことを言っていた。
「アキラ、あのね?、いつも夜、あの小学校の上の方に出る、赤い星がね?、ずっと見てると、左に行ったり、右に行ったり、いっときも、じっとせんのよねー!」
「ん?、星がちょろちょろ動くなんて、そんなことあるわけないやん?、あんた、ボケたんやないやろねえ?(笑)」
次の日、姉が確認して、
「アキラ、本当に星が、うろちょろするんよねー、間違いないんよー!」
『そんな、バカな、、、』
、と思い、次の日、私はずっとその星を見つめた。
1分くらい見ていた頃だろうか?、その赤い星が、クイッ、クイッ、と、左に右に、下に上にと、うろちょろ、動くではないですかあ?、、、
うーん、映りが悪くてごめんなさい、、、。
「ああ、おふくろは、ボケてはなかったんだな?、、、」、、、なんて思いながら、、、
『ん?、ちょっと待てよ?、そんなはずがない!、そうだ!、あの、向こうにある、ほかの暗い星もしばし、見つめてみよう!』
うん、1分くらい見つめていると、やっぱり、左に右に、下に上にと、、うろちょろ、動くではないですかあ?、、、
んんん?、うん、やっぱり、これは、星を見ている、『自分』、が揺れているんですよねえ?、それだから、対象物が逆に動いてるように見える、『目の錯覚』、ですね! うん、脳の分析回路的にも、揺れがあるかも?、、、。
犬も、静止してるボールなどを見ながら、自分が動くと、相手が動いてるように勘違いし、さらに右左に動いて興奮する、『あのかわいい仕草』、と同じ原理ですね
今日来た、最後の30代の男子生徒さんにも、その星、『火星』、を見つめてもらった。
「ああ、先生、やっぱり、星がうろちょろ、動いてますねえ」
私は、こうこうこうで、『目・脳の錯覚だよ!』、と彼に言うと、彼は少し笑いながら、
「先生?、先生は、高校の頃、理系選択だったんですかあ?」
「あははっ!、そうだよ!、ちなみに、私は、『神』、も信じないよ!」
「あははっ!(笑)」
私は、生徒さんを、外まで見送ることは、めったにない。
別に、そう決めてるわけでもない。何も考えてもないのだが、今日は違った。
当教室の本日、最後の生徒さんの、私にしては珍しい、『お見送り』、は、『火星のお話』、が、あったから、なのだった。、