ギター男子とのトーク 107 「マーチン買いましたー。」
3月◯日、今日は、60代の夏目漱石似?のダンディーな生徒さんの日だった。
「先生、マーチンの中古を買いましたー」
「ああっ、この前言ってたやつですね?、いくらしたんですか?」
「5万円です。」
「それは中古にしても安いですねえ。」
「ええ、定価は17万くらいみたいですけど、、。」
それから私が弾かせてもらうと、、、
「〇〇さん、いい音がするじゃないですかあー
〇〇さんの今までのマーチンは優しい音で良いんですが、こっちは明るく華やかな音で、これも良いですね。」
「そうですかー、先生にそう言ってもらうと、買った甲斐がありますねー。」
それから私はネックの反りをチェックした。
「うーん、軽い逆反りですね。ああ、だから弦高も低くなりすぎて、4弦開放が軽くビビって、2弦開放が音が軽くツマってますね。
ロッド調整しましょうか? あまり気にならなければ、弦をしばらく張りっぱなしにしておけば、自然に直るかもしれませんけど、、。」
「ええ、先生、私は全然気にならないので、とりあえず大丈夫です。」
今回の彼のマーチンは、『DRS2』、という機種だ。『Made in Mexico』、 メキシコ産になってる。ああ、だから安いのかな?、でもいい音には間違いない。
一応エレアコである。ピックアップでは定評のある、『FISHMAN』のピックアップが内蔵されてるらしい。
私のエフェクターに通したら、結構いい音で鳴った。
彼のは電池式のアクティブタイプだ。次回はエフェクターなしでも音質がいいか?、チェックしてみよう。
電池がいらないパッシブタイプは直で出すと、キンキンした音になる場合が多いので、エフェクターやプリアンプなどで、音質調整したほうがいいだろう。
私自身ギターの中古は、前回言ったように、買わない。
先日の20代の彼と今回の彼は、どちらもたまたま成功したから良かった。
みなさん、中古ギターを買うときは、充分気をつけてくださいねー。