ギター男子とのトーク 101 「よくそんなとこ、、、」
11月◯日、今日は、40代のイケメン男性、アドリブを教えている。
最近はMacとデジタルパフォーマーで作曲もしている。
彼の作る曲は独特な雰囲気を持っている。
決して私には作ることのできない曲想だ。
私の曲想といえば、いたってノーマルだと自分では思う。
歌入りはよく、『フォーク』と思われがちだが、コード進行は少しPOPS、JAZZの要素も入っている曲が多く、昔でいう、『AOR』、に近いかもしれない。インスタルメンタルの曲は、『フュージョン』だ。
彼の曲は、ボブ・ディラン風の曲もあれば、インド音楽っぽい曲、ブルージーな曲もあり、バラエティーに富んでいる。
そこで今回、彼が持って来た、ブルージーな曲を聴くと、すぐ私が、
「〇〇くん、これはジャンベ(アフリカの太鼓)、ギターのリフ、とカッティングのノリが完全にズレてるよ」
「エッ、どういうことですか?」
「うん、ジャンベとリフがイーブンな8なのに、カッティングは8のシャッフルで、ポリリズムならいいが、パラリズムとでもいうか?、、、ノリが気持ち悪いよね?」
「どうすればいいんですか?、、、」
「うーん、ちょっと待ってね。イベントリストウィンドウで、ジャンベの裏を240ティックじゃなくて、320ティックにすればシャッフルになるよ。あと、この打ち込みのギターリフも、、。ほらね?」
「ああ、ほんとですね なんかスッキリしました。先生、よくそんなとこ、気づきますねー」
「あははっ(笑)、このくらいすぐ気づきますよー。」
「そうですかねー? 他の生徒さんとか、普通の人も気付くんですかねー?」
「気付くと思いますよー。ん?、いや、、、 怪しくなってきた。
今度、他の生徒さんにも、チェックしなきゃいけんですねー。」