ギター男子とのトーク 54 「早く習いに来てよかったです。」
◯月◯日、今日は、先々週くらい前に入会された40代のダンディーで明るく元気な男性。
3ヶ月ほど前、ネットで定価17万円くらいのフェンダーメキシコのOLDを8万円で買ったらしい。
(ふ~ん、メキシコもあるんですねー、弾かせてもらったら、結構いい音がするじゃないですか~。USAやJAPANとも違う、明るいシャキシャキな音。多分、ギターの中に陽気なメキシコ人が入ってるよね?おそらく)
それで、ベンチャーズやビートルズの楽譜を買って、3ヶ月間独学で練習してみたが、どうもうまく弾けず、ネットで当教室を見つけて習うことにしたらしい。
彼は確か最初の電話で、
「もう、先生とこで習うのに決めてます。宜しくお願いします。」
う~ん、イサギの良い人だ!
「あっ、ありがとうございます でも、一応、体験レッスンを受けてみてくださいね。」
「ああ、そうですね。わかりました。体験レッスン、受けときます。もう、決めてますけど(笑)」
次の日、彼は体験レッスンに来て、まず私がギターを弾いて見せると、すごく喜んでくれた。
彼は言葉通り、その場で入会した。う~ん、やっぱり(笑)イサギの良い人だ
続いて彼にギターを弾いてもらったら、3ヶ月の独学にしては指も動くほうだし、結構いい線いってた。
しかし、右手の親指が曲がりすぎなのと、左手のジャズスタイルでの肘や手首などのフォームが悪い。
それを指摘、指導しながら今日は3回目のレッスン、かなり意識して直そうと努力したらしく、ほとんど直ってきた。
時々、悪いくせに戻る時と、また新たなピッキングの悪い癖を発見、指摘するなどはあったが、概ね順調にうまくなりつつある。
「先生、僕は早く習いに来てよかったです。あのまま独学でやり続けてたら、もう悪い癖が取れなくなってたかも?しれませんねえ。やっぱ、独学はダメですねえー。」
「うん、独学が必ずしもダメってわけじゃないけど、習った方が変な癖がつかず、楽に上手くなっていけると思いますよ。」