ギター男子とのトーク 7 「楽譜が読めないといけないですよね?」
初心者の男子生徒さんとかによく聞かれることだけど、、、。
「先生、音楽するからには、楽譜が読めるようにならなくてはいけない!って周りの人に聞いたんで、譜面が読めるようになりたいんですが、、」
「うん!気持ちは分かるけど、こっちの世界(POP・ROCK・アコギ・エレキ)、、、そうでもないんだよ!」
「えっ!だって音楽って譜面が読めないと、、、」
「うん、普通、ピアノとかクラシックの世界はある意味必須だよね?、でも、こっちはもっと実践的なんだ! 結果が上手く弾ければいいんだよ! ジェフベックみたいに譜面が全然読めなくても世界的に有名なギタリストはいっぱいいるみたいだし、、、。まあ、彼らもただ、やみくもに勘で弾いてるっていうわけでもないんだろうけど。」
「えっ!どういうことですか?」
「うん、まあ年輩の方とかがよく誤解してるんだけど、最初に譜面があったわけではないんだよね。譜面重視のクラシックも同じだよ。まず、曲を作って、それを忘れないように記録するために譜面に記したんだよね。自分や、自分の商売(笑)、あとの人が弾きやすいように、、、。そう、最初に譜面ありきと誤解する人たちは順番が分かってない!」
「え~!じゃあ譜面が読めなくてもいいって事ですか?」
「うん、、、でも、うんにゃっ!(笑)、そこに譜面っていう便利な道具があるなら使うべきだね!」
「そっ! そうなんですか」
「うん!(笑) まあ、譜面を読むな!っとかいう人は多分、譜面が苦手なんじゃないかなあ?(笑) まあ、ある意味、譜面ばかりに頼ると演奏が硬くなる、耳コピが出来なくなるっ、とか心配すると、それも正解と思えなくも無きにしもあらずなのかも?、っとも思えたりもするかもだけど、、、、まあ、妄想ですね!(笑)
どんな方法でも弾いた数だけ無意識に流暢さが蓄積していくもんです。硬くなったとしたら、その都度直せばいい!
『包丁は持つと凶器にもなるかもなので、持ってはいけない!』、みたいな、妄想。
はい!どんどん理知的に使えるものは使ってってくださいね!
そう、今はタブ譜って便利なものもあるし、、、(笑)」
「えっ!タブ譜に頼るってカッコ悪いんじゃないですか?」
「うんにゃっ!〇〇君? そんな事にこだわりすぎて上手く弾けない方がカッコ悪いんじゃないかい?」
「ううっ!そ、そうですかね、、、」
「うん、譜面が読めなくてもいいけど、読めたほうが得だし、まあぼちぼち頑張ろうね!」
「えっ?先生!結局どっちなんですか?」
「ははは!(笑)まずはタブ譜をたよりにいろいろ弾けるように!、読譜力はそのあとでついてくるし、必要になった時には教えるよ。うちではまず、すぐ、かなう(実現可能な)現実ととりあって技術的に上っていくんだよ。そしていずれ、とやかく言わず(笑)、いろいろ取り入れてできるようになってもらうようにしてるんだよ。」
「はっ、はい」
「まあ、先生はスラスラ譜面が読めたほうが生徒さんのためにも便利だよねえ?(笑)
ああ、俺は最近老眼?で譜面が見えなくなってきてる。ごめんなさいね。いい老眼鏡とか買ってみますね!(笑)」