ギター男子とのトーク158 「先生は、先生のギターを愛してるのですね?」
もう、習い始めて2年以上になる、70代の生徒さんが言った。
「先生は、先生の持っているギターを、こよなく愛してるんでしょうね?」
「 いいえ、愛してはいないですよ。ただの、大事な道具だと思ってますよ。」
「えっ!?、そうなんですか?、、、てっきり私のように、時折、ギターを眺めては、うっとりしてるのかと…」
「ええ、若いときには、そういう時期もありましたが、 今は、楽器に対してそういう感情は全くなく、いわば楽器への、『悟りの境地(笑)』、に至りましたよ。
まぁ、なんというか?、以前にも書いたような 気がするけど、大工さんがお気に入りの、『カナヅチ』、があったとします。でもそれは、道具として使い勝手が良いので、 大事な道具として扱っているだけだと思います。
カナヅチを愛しているのではないだろう?、と私は思います。
まぁ、大工さんでも、 音楽人でも、人によって、長年、その道具に愛着というか?、ここで言う愛してる人も、いておかしくはないのだが…
私は愛着というよりか、必要な道具として、ことさら過保護に手入れしすぎることもなく、雑に扱いすぎることもなく、(私の性格上、少々雑で、よく倒したり、ぶつけたりしてしまうのだが、、、)、ただずっと、それを使っているっていう感じです。
ですが、私はギターを弾くこと、自分の作曲した曲に対して、(愛している)、と言えると思いますよ。』
「そうだったんですか?なんだかびっくりです。てっきり私と同じか?と思ってました。」
「ええ、私はそういう感じなんですが、そういう愛する気持ちもあったほうが、いいのかな?、とも思います。ですが、私の性格上、 それは違う、、、そうはならない、ということなんです。」
