ギター男子とのトーク155 「先生は、すごいねえ! 2」
6月◯日、今日は、ギター歴7年、当教室に来て2年位かな?、の、60代の男性の日だった。
彼は、ギター歴が長いこともあって、プロのコピー曲やアドリブ、音楽理論など、多角的に習っている。
そこでプロのコピー曲なんだが、売ってる楽譜でも、よく間違っている楽譜が多い。
それも楽譜というのは、プロ本人やレコード会社などが作ったものではなくて、おそらく、私みたいな、ギターやピアノ教室の先生などが、副業、もしくは逆に本業、でやっていることが、多いのではなかろうか?
と言うのも、何年か前まで、私は、ギター教室と並行して、全国で流すカラオケの制作の仕事もしていたが、私の作ったカラオケが、例えばDigital Performerなどでは、楽譜のボタン1つを押すだけで、楽譜に早変わりしてしまうのだ。
まぁ、変換するときに、譜面上のエラーが出てしまうことも多いので、少し修正や清書作業が必要ではあろうけど、、、
当時、ちょこっと聞いた話だが、私の作ったカラオケが、その後、編集されて、楽譜出版される、と言う話を聞いた。
だから、私はあまり詳しくないが、先ほど言った、私みたいな音楽講師が、譜面作成に関わっている場合が多いのかなあ?、とも思っている。間違ってたらごめんなさい。
まぁ、カラオケ制作も、最初から譜面があるわけではなく、曲そのものを聞いて、ドラムやらベースやらピアノ・ギターなどを耳コピしていく。
その過程で、ちょっと、耳がそれほど良くない人だったら、間違えて耳コピしてしまうのだろう。
特にバッキングよりも、リードギターの間違いが多いと思う。
私からすれば、こんなに大きな音で鳴ってるのに、どうして間違えるのだろう?、とか思ってしまう。
私にとっては、いろんな音に埋もれた、バッキングなどの耳コピの方が難しかったんだが、、、
まぁ、人それぞれ、得て不得手があるのだろう。
で、彼がしたいプロの曲も、ギターソロが間違いだらけだった。
それで私が耳コピして、結構な箇所を修正した。
その後、私が弾いてみせると、彼が言った。
「先生のギター、ピッタリ、プロの曲に合ってるじゃないですかあ!、すごいですねえ!」
「いえいえ、それほどでも、、、」
、と私。
そんなふうに、レッスンが進んでいくのだった。