ギター男子とのトーク148 「先生が大分で一番じゃないですか?」
10月◯日、今日は、1年半くらい前に入会した、60代男性生徒さんの日だった。
当教室は、学生さんだけではなく、20代から60代までの社会人の方も、よく入会する。
彼は、おもに、洋楽とアドリブ、音楽理論などを習っている。
一時期、JAZZのソロギターも始めたが、色々やりすぎて、1時間レッスンでは時間が足りず、そちらの方は止まっている。
運指練習は、もう当教室の5番、ドレミをテンポ180で挑戦している。あと少しで弾けるようになるだろう。
アドリブは最近、Aのブルースを中心に習っている。
彼が、
「先生、やっぱ、全ポジション、全KEYで出来るようにならないと、ダメですよね?」
「ええ、それは理想で、正しい道かもしれないけど、私みたいに怠け者の場合、システマチックに最初から全てに手をつけるんじゃなくて、少しのポジション、その都度、必要になったKEYから始めて、少しづつ増やしていった方が、精神的にも楽に、そして結果、その人(怠け者タイプ)にとって、早く上達できますよ。」
と、私が、これまた、怠け者の得策、そう、一つのアイデアを変化させて、3つのコードに対応させる方法を教えた。
彼は、理解したが、まだ家に帰っての練習が必要みたいだ。
そして、彼が、突然、言った。
「先生、先生が大分で一番じゃないですかねえ?」
「いやいや、そんなことはないでしょう?、、、」
彼が、なにをもって、一番!、と言ってるのかは、さだかではないし、音楽や教え方などの優劣を決めるのは、非常に難しい面もあるので、私には、はっきりと答えようがない。
少なくとも、彼にとっての、『一番』、に感じてるのは、間違いないのではなかろうか?