レッスン風景109 (先生ってすごいなあ!)
6月◯日、今日は今月に入会した50代の男性の日だった。
彼は最初来た時、幅広い洋楽ロックが好きそうだったが、いざ習い出して話を聞いてるうちに、彼は、一番ヘビメタが好きのようだった。
「◯◯さん、うちに来る時、ブログのトップページ、全部読みましたあ?」
「いえ、全部は、、、」
「あのー、文章の中頃に、私は演歌や、モロジャズ、ヘビメタの超速弾き等は苦手って書いてるんですが、、、。私が得意なのは、J-POPや、オーソドックスな洋楽やFUSION、JAZZテイストを含んだアドリブとかですよ。」
「えっ!?そうだったんですか?」
「ええ、◯◯さん、ヘビメタが得意そうな、若い先生のところに行かれた方がいいんじゃないですかあ?」
「いえ、先生がいいです。先生なら弾けるはずです!」
「うーん、私は、今まで興味も需要もなかったんで、スイープもライトハンドもしたことがないんですが、◯◯さんが、そう言われるなら、できる限り頑張ってみますが、◯◯さん、私に限界を感じたら、いつでも他の先生とこに行かれてもいいですよ。(ヘビメタを教えなくても、充分、私の教室はいつも流行っているのだ。たくさんの人が空きを待ってるか、やむをえず他の教室に行ってしまってるかと思えば、心苦しい面もある。)」
といって、私が動画をDIGITAL PERFORMERに取り込んで、テンキーでガチャガチャ動かしていたら、、、
「先生、さっきからそのテンキーを、ガチャガチャやってるのは何をしてるんですか?」
「ああ、これは今教えてるとこの、動画の再生位置を正確に捉えるために、小節数を打ち込んでいるんですよ。」
「先生って(パソコンの扱いが)すごいなあ!、なんでもされるんですね!」
「いえいえ、私がすごいんじゃなくて、MACとDIGITAL PERFORMERが、すごいんですよ、◯◯さんはMACを持っているみたいなんで、あとはこのプロ御用達の、DIGITAL PERFORMERを買えば、同じことができますよ。6万円くらいかなあ?、意外と性能の割には、安いですよ。」
「いえいえ、私には必要ないですよ。」
私はギターのことは、どれを買えばいいかってのは、ストラトくらいしか、よく知らないが、パソコンや機械類になると、意見ははっきりしている部分が多い。
なぜなら機械はギターみたいな、ナマモノとは違って、誰が使っても、同じ操作をすればその機械は、同じ動作をするからだ。
ところで、私の教室のような、J-POPやROCKを教えるところは、パソコンを使ってハイテクなレッスンをした方が、生徒さんにとってもわかりやすいし、効率もぐんと上がる。
70代の生徒さんも入会した時に、
「ギター教室って、こんなにハイテクだったんですね!?」
「ええ、うちは特に、、、かもしれませんが、、、」