今日の出来事 264 「小さな恋の帰り道」
今日の夕方、ちょっと自転車で、買い物に出かけた。
近道である、古い路地を通って進んでいくと、さあ?、中学1年生くらいのカップルだろうか?、なぜなら、二人とも、ほんと、背もちっちゃくて、まだ小学生?、って感じだけど、制服を着ていたので、、、。
道を遮るように、彼女たちは、私の通り道を塞いで佇んでいた。
そこは、こちらから見て、横向きに長く、企業が立てたであろう?、『塀』、が立っていて、私から見て、左側が7メートルくらい塞がれていて、その先は、全然、見えない。
『ん?、なんかあったの?、通れないじゃん?』
、と思っていたら、彼女が、『抜き足差し足』、って感じで、そろっと歩き出した。
『ん?、コンタクトレンズでも、落としたのかな?』
、と彼の方を見ると、彼は恥ずかしそうに、視線を落とした。
振り返って、彼女の方を見ると、彼女はすり足で、ほんと慎重すぎるくらい、前にゆっくり進んで行っていた。
私も自転車をゆっくり進めていった。だって、コンタクトを踏んでも悪いから、、、。
彼も、顔をあげて彼女の方を、じっと見つめ始めていた。
私がやっとゆっくり、彼女のそばの塀のところまで着くと、その先の全貌が見えた。
そこには、白と黒の混じった模様の、少し大きめな、『猫』、が、ずでんと座っていた。
彼女は、そろーと、スマホで猫の写真を撮ろうとしていたのだった。
『なんやねん! 笑』
猫が、あまり好きでは無い私から見ると、
『君!、その仔のどこがいいの?』
、って感じだけど、彼女はその仔が、可愛くて、たまらないみたいだった。
そして連れの彼は、何が起こっているのか釈然としないが、彼女の行動が収まるのを、『待つしか無い!』、と、しょうがなく思っているような感じに、見受けられたのだった。
さあ、結局、彼女たちは、カップルだったんだろうか?、それとも、たまたま帰り道が同じなだけの、幼なじみだったんだろうか?、まあ、どうでもいいことなんだけれどもね?、、、
まあ、ほっこりしたのは、確かですね