ギター男子とのトーク 139 「先生、僕のギター、なんか冴えないんです。」
10月◯日、今日は、50代の男性生徒さんの日だった。
私の教室は、昔から、小学生から大学生までの学生や、20代の男女の占める割合が高いのだが、別に、若い人向けの教室というわけではない。
中には、30歳以上、50代、60代の方なども、来られている。
さて、彼は50代になってから、初心者で入会してきて、もう2年半くらいになる。
昔の日本のロックが好きで、エレキでいろんな曲が弾け出している。
今日、彼が言った。
「先生、この間、ギターを録音したのを聴いてたら、僕のギター、なんか冴えないんです。」
「そうねえ、まあ、随分いろんな曲が弾け出したけど、そういう、自分のギターを、客観的に見つめることができるようになってきたのは、いいことですねー。」
「具体的にどこが悪いんでしょうか?」
「まず、ここの部分は、8分音符のリズムが、一応、合ってはいるんだけど、ダラっと流れてるんだよねー。」
私がリズムが流れてるギターを、大げさに弾いてみせた。
「なるほど、僕のギターって、そんな感じですね。」
今度は、いい見本を弾いてみせた。
「うん、こうやって、8分を縦にノって弾くといいよ。」
「ああ、全然、いいですね。」
「わかりやすい練習法としては、メトロノームを8分で鳴らして使ってみるといいよ。」
そのあとにまだ細かい部分の指摘や、ギターを弾くにあたっての、音楽的な捉え方の指摘をしたが、今日はこの辺で、、、。