ギター男子とのトーク 120 「先生は、どんなカリキュラムを考えておられますか?、、」
最近入った、19歳の大学生男子。
彼は、いつも、システマティックなレッスンについて、関心があるみたいだった。
「〇〇くん?、ウチでは、そんなシステマティックなやり方ではないんだよ!、カリキュラムなんてのも、うちでは基本、考えてないよ!」
「えっ!、そうなんですか?、計画・方針は?」
「うん、基本的には、ないよ!、、、」
「ええっ!、それでは、システマティックにはならないじゃないですかー!」
「うん、そうだよ、そんな風には、ことは運ばないよー」
「どういうことですかー?」
「うん、そうねー?、生徒さんは、生きてるんで、そんな、杓子定規な教え方ではだめなんだ!、、、。人は常に変化するんで、その時その時に、対応していって、本当、その時に、一番最良な教え方をしていかなければダメなんだよ!、、、。
いつも生徒さんの動きを見て、いい時期に的確・効果的なステップアップの方法を打つ!、、、もちろん、音楽は、合理的な側面もあって、計算による奏法の部分もあったりしますので、それも頃合いを見ながら、教えます。
そのように、ちゃんと理屈を勉強しなくてはいけない部分もあるし、考えすぎてはいけない部分もある、、、」」
「ええ、、、そうなんですかー、、、。」
「うん、だって、日々、気持ちっていうのは変わるでしょう?、それと似ていて、今はこれ、明日は様子を見て、、、、なんて、感じで教えてるんです。
でも、ある程度の安定性はないといけないんで、まあ、そこそこある種の漠然とした、計画性を持って、進んでいく場合もあるんだけどね、、、。
ただ、なんていうか、教えるっていうことは、どうのこうの、哲学的なことではないんですよね?、そうなんですよねー、ずっと書いてるように、私は、哲学的アプローチが嫌いなんです。そんなのは、頭の中で、空回りしてしまう、または、生徒さんに無駄な押し付けをしてしまう、、、ことが、ほとんどなんですよねー。
それは、講師のわがままな、妄想・押し付け、なんではないでしょうか?
宗教じゃないんですから、、、私は、ただただ、目の前の実践的な技術、を効率よく教えていくだけです。
そのなかで、生徒さんが、なんらかの、『哲学』、を、感じるのなら、それはそれで自由です。私は、そんな、『ややこしいもの』」、は嫌いですが、、、
ただ、音楽・音と、真正面から向き合って、その中にはいって、洗練されていって、そのなかで、戯れていければよいと思っています。
さささあ、そうなれるように、どんどん練習していってくださいね!
そうそう、『音楽とは何か?』、なんて哲学する前に、ただただ練習していってくださいね!
そうですねー、その時その時の生徒さんに必要なものを、タイムリーに教えていくことが大事だと思います。型にはまって、形骸化するのはダメです!
まあ、わかりやすくいうと、その時々で、ちゃんと、まずは、譜面通りに、弾けるように!、、、てことですかね!、、、ああ、単純!!
でも、ああ、それだけでは足りないんですけど、、、ああ、複雑、、、