私と音楽 3 (ヘビーメタル、頑張れば報われる?)
『なんでも頑張れば達成出来る!』、は、この世では、間違いであることもあります!
なんか、『なんでも頑張れば出来る!』、という、言葉はよく耳にしますね?
でも、それは、時には、間違いであったり、誇大表現だったりすることもあると思います。
『ん、?、どういうこと?』
、うん、例えば、スポーツに例えてみれば、わかりやすいと思います。
100メートル走、『なんでも頑張れば出来る!』、、、
、、、ん?、、、頑張れば、誰でもトップになれるのでしょうか?
うん、それは、もちろん頑張らなくては、絶対トップには、なれないでしょう?
、、、でも、いくら頑張っても、トップ集団に入れない人たちのほうが、圧倒的に多いことでしょう?
それは、生まれ持っての筋肉組織・神経伝達組織の優劣が関係してくる事柄、そう、そういうことも、多少なりとも明らかに、あるんではないでしょうか?
いやでも、それは、絶え間ない努力により、鍛えることで、ある程度、後発的にも、強化できる部分も、もちろんあると思います、、、。
実際のところ、やってみないと分からない部分も多いのかも?、しれません、、、
でも、頑張れば誰しもが皆んな、オリンピックの100メートル走の選手になれる?、とは思わないでしょう?
、、、ん?、私が何を言いたいか?、というと、若者諸君!、ヘビメタの早弾きのように、速度をただただ求める奏法は、そういう世界に通じるかも?、ということなのです。
鍛えるのはいいが、必ず、自分の限界を感じる時が来るであろう、、、まあ、ある程度は努力で補えるのだが、、、。
でも、それが、達成できなかったからといって、それがすなわち、この世の、『音楽の終わり!』、だと思って欲しくはない!
それは、音楽の中のほんの一部の事柄です。
逆に、『そこから、本当の音楽が始まっていく!』、ような、気がします。
、、、音楽はスポーツや、カーレースではないんですから、、、。
スポーツというと、私の好きなフィギュアスケートでは、もちろん、ジャンプの回転数を上げて、さらに、それがいかに完璧に跳べるか?、が重要な要素の一部ではあります。
でも、他の要素にも目を向けてみてください。
ジャンプ以外の、スピン・ステップなども重要な要素です。
私は、ちょっと前の、村主章枝選手の、プログラム最後の綺麗な高速スピンには、いつも涙が溢れずにはいられないほどの感動を受けていました。
『こんな、美しいものが、この世にあるのか?』、と、、、。
そう、徒競走的なスピードや、超絶的な技術だけが、音楽の良さではないのです。
うん、それも、一つの楽しみ方ですが、もっと、奥があると思います。
ただ、ポーンと数少ない音を、奏でただけで、人が感動する!、、ということもあるんです。
まあ、そのためには、それなりのスピードの練習も必要かもしれないかな?、という、パラドックスもあるんですが、、、。
うん、まあ、皆さん、いろんな方向を見ながら、頑張りましょう!