今日の出来事 149 「藤」
少し時間はさかのぼるけど、4月30日、レッスンは休みだし、暇だし、ちょうど西寒田(ささむた)神社の藤の花が咲く頃なので、姉と二人で自転車で行ってみた。
私は旅行もアミューズメントなどの遊びや、イベントにも滅多に行くタイプではない。
職場と家の往復、ドラッグストアで買い物、たまに外食、くらいでいい。
「それで、ストレスとかたまらないの?」
とか、たまに聞かれるけど、
「たまらないよ。逆に、いろんなとこに出かける方が、ストレスだね!(笑)」
だから、コロナがあるからって、別に私の行動形態は変える必要がなかったりする。
ああ、でも、外食はしなくなった。
そんな私が、ほんの気まぐれで、藤の花が見たくなった。
神社に着くと、思った通り、人も10人くらいしかいなくて、『密』、は避けられそうだ。
多分、西寒田の藤祭りは、5月3.4.5日だろうから、いい時に来た。花も満開だし、、、。
、と、思ったら、藤まつりは、『コロナのため、中止します』、と、看板に書いてあった。
花を5分くらい見たあと、神社に入った。
姉が、なんか神官?、みたいな人と、白装束?、を着た人たちの集団を見て、
「あっ!、あの人たちが、私たちの手を洗ってくれるんやわ!、行ってみようよ」
「違うよ、あれはなんかの打ち合わせをしてるだけやわ。手洗い場はすぐ右、そこにあるよ!」
神官たちのとこに行ってたら、大恥をかくところだった。
手を洗ったあと、私が、縦一列に並んで歩きだした神官たちの後を、何気無く歩いていたら、姉に袖を掴まれて、
「関係者の人が、神官たちの行列の写真を撮ってて、邪魔になってるよ」
「ああ、ほんとや、、、」
それから、おみくじを買って、お参りするところまで行くと、右手の方で、先ほどの神官たちが並んでいた。
「あっ!、なんかしよんわ!」
と、私はつい大声を出してしまった。なにやらの、『儀式』、をしている彼らの耳にも、確実に届いたに違いない。
あ~恥ずかしい。
それから、お賽銭箱があって、鈴を鳴らすところに、『まず最初に一礼して、次に、、、』、と、お参りの作法の手順書きの看板があったので、それを見ながら、その通りにお参りしてたら、二人とも、その決まりを守ることに夢中で、何も願い事をするのを忘れてしまった。
また、藤のところを通って、自転車で帰り始めると、人がどんどんやって来だした。うん、それでも例年よりは、かなり少ない方だろう。
気が向いたら、来年も来てみよう。