人生回顧録 8 「花と私」
4月19日、今日は教室の近くの道路で、赤いツツジが満開していた。
すごい圧倒的な美しさだ。
そういえば、この歳になった今でも、『美しい』 、とは思うが、子供の時とは花を見たときの感覚は全然違う。
私が子供の頃、小学校1、2年の頃かなあ?、ヒヤシンスを育てたり、チューリップを育てたりして花が咲くと、ずーと、その花を見つめて悦に入っていた。
『美しい』、とかいう言葉もなく、ただ花を見つめ、うっとりしてた。
もしかして我を忘れて、花と一体化してしまったのかもしれないね。
今はそんなに花には近づけないだろう?、そう、多分私は花粉に弱いので、鼻がムズムズしだすことだろう。
まあ、花と一体化するどころか、『うん、綺麗やね!』、と一瞥して終わる今の私は、年をとったということだろう。
でも、音楽を聴く時は、まだ、うっとりすることもある。
それが、私が今でも音楽を続けている大きな理由の一つであろう。