人生回顧録 7 「百貨店」
3月◯日、今日は、用事があって朝早く、電動自転車で7時25分に教室を出た。
7時43分に街中へ着いて、商店街の無料駐輪場へ自転車を停めた。
政府のお達しで、学校が休みになってるので、いつもは高校生の自転車集団に会うのだが、今日は街に着くまで、一人のおばちゃんの自転車を追い越しただけだった。
用事が済んで、駐輪場へ戻る途中、振り返ると、大分の唯一?の百貨店、『トキハ』、が目に入った。
『トキハ』は、第二次世界大戦のB29の空爆にも耐え忍んで、無事だったらしい数少ない建物だ。
当時の大分市は、見渡す限りの焼け野原だったらしい。
当然私は、まだその頃は生まれてなかった。
私が生まれた頃はもう、完全に復興した、だいぶ後だった。
そうそう、幼稚園や小学生の時、度々、母に、『トキハ』、に連れて行ってもらった記憶がぼんやりとある。
後で聞いた話だが、私はよく迷子になってたので、母が探すと、いつも、若い店員のお姉さんと楽しそうに会話していたそうだ。
まあ、『クレヨンしんちゃん』状態、だったのでしょうか?
いや、私は子供の頃は可愛かったので(笑)、よく大人の女性から声をかけられていただけだろう?
うん、35歳くらいまで、よく声をかけられていた、、、。
『おっさん』、になった今は、誰も声をかけてくれなくなった。
あっ!、変なセールスと、怪しい宗教の人は、迷惑にも声をかけてくるねえ、、。門前払いだ
そう、『おじさん』業は、『孤独』だ! でも、『自由』だ