ギター男子とのトーク 99 「遅れてすみません!」
10月◯日、今日は先週、ヴォーカルにエフェクトをかけたい、例えば、『ハモらせたい!』、という相談を受けた、『キャプテン翼(漫画は読んだことはないが、表紙はなんとなく覚えている)』似の20代イケメンが、
「遅れてすみませんこれを佐川急便に取りに行ってましたー。」
と小さな箱を持ってやってきた。
「ああ、買ったんやね。レッスン後にサービスで使い方を教えましょう」
ROLAND、エフェクター部門は、子会社?の、『BOSS』、あっ!サントリーの『BOSS』、とは名前が同じですが、違います。
ROLANDの『BOSS』の方が古いです。電子楽器専門の日本発の、超世界的有名会社です。
まあ、暴論に聞こえるかもしれないが、私の考えでは、エフェクターを選ぶのに迷ったら、とりあえず、『BOSS』、のフラッグシップモデル(その時点の自信作、一番高いの)、を買っとけば間違いない!!、と思います。
それくらいすごい会社です。
テレビでも、キーボードが出たりすると、最近、ROLANDのキーボードをよく見かけますよね?
私は他にも優れたメーカーもあるとは思いますが、ROLANDが一つ抜きん出ていると思います。
あっ!、別に私がROLANDから、お金をもらってるわけではありません!!
まあ、電化製品界の、『SONY』、パソコン・スマホ界の、『APPLE』、音楽界の、『ROLAND』、って感じですかねえ?
決して売上が一位かどうかは知りませんが、技術にかける姿勢がすごいというか、まあ、マニアックな部分もあるかもしれませんが、使う人の身になって良いものを作ろう!という意思のしっかりした会社だと思います。まあ、その分、お値段は少し張りますが、、、
ということで、彼は少し古い機種の、『BOSS VE-20』、を約25000円で、初めての、『サウンドハウス』、で買った。
ついでに私がお勧めするピックも買っていた。
「先生!、ピックが80円台って、驚きましたあー」
「うん、弦も安いよー! まあ、君の好きなように、自由に買えばいいわさ! うちはどこの楽器店とも提携していないので、お気兼ねなく、、、。
もちろん、大分の楽器店で買ってもいいし、アマゾンでも、サウンドハウスでもどこでも、お好きなように、、、」
今はそういう時代だ!
さて、早速、彼の希望で、レッスン後、エフェクター無料レッスンをすることになった。
当教室では、初回無料という決まりで、彼には以前、ギター用エフェクター、『GT-100』、の無料レッスンをしているので、本当は今回は有料だが、また違うヴォーカル用エフェクターの説明ということで、特別に無料、ということにした。
彼がまた、『GT-100』を習いたいというときは、同一エフェクターということで有料になります。
薄っぺらい説明書を片手に、音色のエディットや曲のKEY設定・保存・切り替え方法などを説明した。
彼はいつも出演するライブハウスと同じ、当教室の、『シュアー』のマイクで、『BOSS VE-20』を使って三度の音程でハモらせて歌った。
「うん。〇〇くん、すごくいいじゃない?」
「ええ、これ、いいですー。いい買い物をしましたー!」
「うん、でも、全曲これを使うと、少し機械頼み、みたいに取られたりするかもだし、少しくどいかもね?(笑)」
「ええ、そうですね。4曲中、せいぜい2曲に少しだけ、サビの部分に使うくらいにしたいですね。」
「うん、そうだね。そのくらいがいいかもね? それにこれ、音程を外すと、ハモリもその外した音程に付くみたいで、歌もしっかり音程取らないとね?」
「ええ、そうみたいですね 歌も練習しないとですね、、、。
ああ~!早くこれ、ライブで使いたいっす」
「あははっ(笑)、良かったね」