ギター男子とのトーク 6 「大きな音」
ほんのちょっと前、エレキの男子生徒さんが、チューニングを終え、レッスンのシステムに繫いで音を出した途端、
「やっぱ、いいっすねえ、大きい音は!一週間ぶりですね。ここのは音もいいですしね。」
「そーお? 音はあんまりいじくってないけど、、。」
「いやっ!いいっすよ!ここの音けっこう気に入ってるんですよ。」
「うん、良かった。まあ、いいに決まってる(笑)とは思ってたけど、、、。〇〇君は家では音出せるの?」
「いやっ!アパートだからほとんどアンプにヘッドフォンですね。」
「ああ、そう、皆そうみたいだね。一軒家じゃないとなかなか音出せないよね?」
「やっぱり、大きい音で練習した方がいいですかね?」
「うん、でも一長一短だね。ある程度の大きい音に慣れてた方が、スタジオとかに入った時にドキドキしなくてよくなるし(笑)、細かい表現や、ノイズもわかりやすくなる面もあるけど、逆に大きい音にごまかされたりもするかもだし、、。」
「そうですかあ。うーむ、、、。」
「うん、また、基本はエレキのクリーントーンでまず練習するのがお勧めだけど、オーバードライブとかで歪ませても練習しないと、ブギブギいらないノイズが出てるのに気づかなかったりするんで、いろいろやった方がいいのはいいね。まあ、出せない環境ならヘッドフォンでもいろいろやればいいね。」
「そうですね。でも、先生の環境がうらやましいなあ、、、。」
「フフフッ!そうでしょう?(笑) でも俺なんか何も繫がない生音でも大きな音やエフェクト音のイメージが湧いてくるんで一緒だけどね。」
「えっ!? そんなのアリっすか」
「ありっすよ(笑) まあ、俺の好きで作る音は2.3パターン
くらいしかないんで、イメージしやすい!ってのはあるけどね。(爆笑)」