若きギター生徒との対話 2
だいぶちょっと前、休憩時間に若き悩み多き高校生の男の子が、「先生はどんな曲でも弾けるんですよね? だって先生だから、、。」
「おーい!ちょっと待った!(笑) 心臓がとまるぜよ!そんなわけないやん!」
「えっ!でも、先生この前、これ弾いてって楽譜見せたら、いろいろすぐ弾けたじゃないですか?」
「たまたまだよ。たまたま。意外と簡単な曲に初見はつまづいたりもするし、苦手な曲は練習してもなかなか弾けそうにない曲もけっこうあるし。
例えばパットメセニーは好きだけど、殆ど弾けないと思う、て言うか弾こうとすら思ったことが無い! いや?「アメリカンガレージ」は趣味でやってみたなあ、ハンマリング、プリング、スライドが、異常な(笑)出方をして困ったなあ(笑)。でも他の曲はどうかなあ?多くは厳しいだろうなあ?まあ、聴いてるだけでいいや!(笑)って事も多いんだよ。」
「そうなんですかあ?」
「そうなんですゥ!(笑) でも君は俺に習うのに不便はないでしょ?」
「はい!ばっちりです!」
「俺がパットメセニーとかなんやら何でも弾けるスーパーギタリストだったら、今頃世界を飛び回ってて、君に教えることができなくなってたであろう!! あ!威張るようなところではないか(笑)、、まあ、このへんでかんべんしてくれ(笑)。」
「はーい!」