人生回顧録 9 「体感! 快感!!」
今、私の人生を振り返ると、私は運動神経が良いのか?、悪いのか?、良くわからない人間だ。
徒競走や、マラソンなどは、ほとんど、ドベ(最下位)、だった。
力もほとんどない。多分、アームレスリングや、重量挙げなども、あまりやったことないけど、ダメだったろう?
でも、反復横跳びなどは、さほどではなかったけども、まあ、得意な方だったかな?
小学生の時に独学で覚えた、『バク転』、などは得意だった
でも、『バク宙』、はできなかった。
中学生の時に入ったバレーボール部では、過去に述べたように、持ち前の、すばしっこさを発揮して、周囲を驚かせる、的確で俊敏な動きを見せた。
当時の自分には、力学上の力はないが、全てのこと(ボールなど)の動きを、計算・見極める力があった。
一人で壁にバレーボールをぶつけては、レシーブしていると、自分が予測しないボールの動きなどはあり得なく、永遠に壁とピンポンできていた。
なんか、自分が全ての物理現象を、体で把握・コントロールできるような気がしていたし、本当にそのようでもあった。
そして、中学2年のお正月、あと数ヶ月で3年生になる時に、アコギを買った。
ああ!、まるで、この、音楽という物理現象?を、コントロールできない自分に、すぐ、気がついてしまった。
『ああ、僕には音楽的才能がないんだな?』
これは私の人生にとって、ある意味、幸いだった。
ここから、私と、この音楽との、愛おしい格闘・抱擁・打算・賞賛・侮蔑・感動・倦怠・哲学的思考・諦め・快感・納得・再努力、etc、、が始まるのだった。