人生回顧録 3 {学問の神}
私の勉強の成績は最初の方、大したことはなかった。小学校からずっと中の上くらいだったと思う。
知能指数(IQ)は良かったみたいだ。先生から事あるごとに、「アキラ君は知能指数が高いのに何故成績がイマイチなのかわかる? それは勉強しないからよ!」、と注意されたもんだ。
中学も2年の途中まではずっと130人中(小さな学校だった)30番くらいをキープしてた。勉強はもちろん、しなかった(笑)。夜、うとうとしながら宿題を1.2時間して寝るだけだった。それ以外の事、予習復習などはしなかった。そしてテスト前になると、あわててほぼ徹夜でつめこんだ。一応テストでいい点とりたい!という真面目さ、,欲望(笑)はあった。
あるとき、テスト前日、徹夜をしようとしてたが、どうしても眠く、「もう、いいや!寝て明日、朝早く起きて頑張ろう!」
寝過ごした(笑)。時計を見ると5時半だった。「ああ!今回もだめか、、。」と思ったが、なんか変な感じ、頭がスーとしてるんだ。スコーンと天のほうに抜ける感じ、、、。
試しにテスト範囲を流し読みしてみたら、スラスラ頭にはいってくる。全部で9科目だったかな?1時間ちょいで流し読みして学校に行った。
結果は全9科目中、5科目100点! 後の4科目中、3科目が90点以上、1科目(なんと!音楽!)だけが86点、ダントツのトップとなった。それから卒業までずっとトップだった。もちろん、勉強はしなかった(笑)。 ただ、授業だけは集中して臨んだ。先生の発した一字一句も聞き逃さず覚えた。
高校に入ってからもこのやりかたで通した。時おり、物理の先生が出す東大の入試問題をクラスで私だけ解けた、というような事件も起きたが、さすがに高校二年くらいで、全体的に追いつけなくなった。学問の神様も私があまりにも勉強しないんで、あいそをつかしてしまったんだろう。(笑)
今思えば中学の時が私の脳や身体能力(スポーツ能力)の絶頂期だったのかもしれない。
今は住所と名前、音楽的用語しか書かないので、読むのはたいていの字は読めるが、書くのが簡単な漢字も忘れていて書けなくなってる(笑)。パソコンが変換してくれるからねえ。好きだった数字の計算も苦手になってる。今日が何日かも、、、(笑)。
漢字ドリルの小学生から始めようかな?
何十年もスポーツしてないので、もう走れないだろう、散歩から始めよう!
よいこの皆さんはちゃんと予習復習、そして運動してくださいね。