8月 ◯日、今日は、約2ヶ月前に教室に戻ってきた、高一の女の子の日だった。
彼女は、教室に入ってくるなり、
「あの〜、これ、、、」
、と、『うなぎパイ』、を、差し出した。
つい、数週間前、テレビで、うなぎパイの会社の人が出ていて、確か、
「この、『夜のお供に』って言うのは、皆さん下ネタだと思われてるみたいだけど、実は違って、『夜のお酒のおつまみに』、という意味で、昔書いたんです。」
と言ってたのを聞いて、初めて誤解が解けた。
彼女は、夏休みなので、関東地方のほうの親戚の家に、遊びに行っていた。
多分、行きは、飛行機で、帰りは、その親戚の人が、大分に用事があると言うことで、親戚の人の車で、関東から大分まで、帰ってきたそうだ。
「その途中、何県か忘れたけど、このお土産を買いましたー。」
私は、
「これは静岡の浜松かどっかじゃないの?、有名なお菓子だよ。」
と言ったら、彼女は、
「う〜ん、そうだったかなぁ?」と言っていた。
まぁ、小さなお土産を買ってきてくれるなんて、かわいいじゃないですかあ? 他の人のついでだろうけど、、、
ところで彼女は、前回、早くも、2ヶ月かからずに合格した曲の、歌入れをすることになった。
結構、歌詞を間違えるんで、歌録りに30分ぐらいかかってしまった。
非常に可愛い歌声だった。
「〇〇ちゃん、声が透き通っていて、非常に可愛い声でいいと思うよ。」
「えー!、私、かわいい声?」
「うん、アイドルとかもそうだし、歌は、かわいい声でいいと思うよ。でもね?、ギターは可愛くちゃだめだよ。ギターはもっと、かっこよく、ならなくちゃね?」
「 うん、はーい。」