ギター女子とのトーク 114 『センセ?、約束しますー!』

3月〇日、今日は来月で中学3年生になる女の子が、受験勉強のため、一旦、卒業する日だった。

 

彼女は、小学校6年生のこの時期、確か3月に入会して、今月でちょうど2年、いや、2年と1ヶ月になる。

 

本当は、もうちょっとギリギリまで習いたかったが、彼女の塾が、模試やテストが急に多くなって、早めに辞めざるを得なくなったらしい。

 

彼女は、アコギを中心に、いろんな曲が弾けるようになった。

 

時には、私のエレキを貸して、リードギターなんかも弾いた。

 

去年の文化祭では、AIMERの『カタオモイ』、を弾いて、結構、ウケたみたいだ。

 

まだまだ、荒い部分もあるが、彼女のギターのストロークは、歯切れが良いというか、いさぎよい。

 

シャキッとした弾き方で、好感が持てる。

 

「センセ?、私、高校に入ったら、今度はエレキを習いにきます、約束しますー、、、。」

 

「ああ、約束とかは、しないでいいから、うん、そうね?、できたら戻ってきてね?」

 

「はい、わかりましたー。」

 

そして、最後の挨拶の時、彼女は、少し寂しそうな顔をしていたように見えた。

 

うん、受験勉強、頑張ってね!